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すべり台が繋ぐ家でのびのび子育て
外観は白い貝のような、すべり台ありきで生まれた家。
子どもたちの思い出に残るような家を、という建て主の願いを形に。
3階の子ども室から2階のLDK、さらに本棚が並ぶ1階の廊下へとすべり台で移動できる。
明るくオープンな環境で子育てを、というご夫婦の希望をかなえるため、部屋を仕切るドアや仕切りは
あえて設けなかった。
すべり台は移動手段であり、子どもの遊び場であり、親にとっては癒しの場。
夢と利便性を備えた家に子どもたちの笑い声が響く。
外観
巻貝を連想させるような、白いカーブが優しい印象の外観。
1F右側の窓はワークスペース。
1階のワークスペース
家族が帰ってきたらすぐに出迎えられるよう、入り口側に設けられた窓。
多忙な漫画家である奥さまと、お絵描きが大好きなお嬢さんが無理なく一緒に過ごすことができる。
階段
階段を上って2階、3階へ行くとすべり台で下りることができる。
明るく、清潔感にあふれた気持ちの良い空間。
すべり台を上る
すべり台は下りるだけではもったいない。
子どもたちは自由自在に移動している。
2階にあるグレーチングの中庭
採光と通気性確保のために作られた2階の中庭。
意外な場所も子どもならではの発想ですっかり遊び場に。
2階のリビング
右側にはすべり台への出入り口が。
丸みを帯びた可愛らしいデザインは外観とリンクしている。
テレビ台
テレビ台の後ろはご主人の希望でサーバールームになっている。
まるで忍者屋敷の"どんでん返し"のよう。
遊び心と機能性の両立が楽しい。
ドアや仕切りのない子ども室
3階にある子ども室。
将来的には間仕切りを置くことも、置かないこともできるようにした。
子どもたち次第の自由な間取りを実現。
家具もシンプルなもので統一している。
3階の子ども室から2階へすべり台で移動
ドアや仕切りがないため、お母さんの呼ぶ声がきちんと届く。
呼ばれたらすべり台ですぐに駆けつけることができる。
すべり台を使って下りてくる子どもたち
巻貝のような家は、子どもたちの賑やかな声でホルンのようにも。
2階にあるLDK
すべり台から下りてきた子どもたちが元気に走り回る。
奥にはグレーチングの中庭。ここも子どもたちの大好きな遊び場。
左側の長いソファは作りつけ。裏は収納になっていて機能的。
1階の廊下
1階の廊下に沿って、壁一面が作り付けの本棚になっている。
ご主人が子どものころに好きだった漫画を、子どもたちが引き継いで愛読中。
奥にはすべり台の出口が。
パウダールーム
丸みを帯びたデザインが優しい印象のパウダールーム。
デザイン図
建主の理想をかなえるため、すべり台付きの家ではなく、あくまですべり台が中心のデザインとした。