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光や風、緑を感じる、外に暮しているような家
高台の眺めの良い場所にある木造2階建ての家。 約60坪の敷地に建つのは、約18坪とコンパクトな建物。 「家の中に居ても外の空気や風、光を感じる家に住みたかった」というご主人。 家に居るのに外に居るように感じる家…そんな住まいを実現するため、東西を広く空けて建物はコンパクトに。 外部空間を充実させ、外と繋がる開放的な住まいをつくった。 玄関を入ると吹き抜けになった土間があり、土間からは彫金が趣味の奥様のためのアトリエと、ご主人の書斎が続く。 土間、アトリエ、書斎の床はモルタルで統一し、いろいろな手仕事ができる多目的な空間に。 自転車や家具のメンテナンス、またミシンを使ったりと、いろいろな作業をしても汚れが気にならない。 この広い土間空間の奥に、ウッドデッキで庭と繋がる寝室、子供室を配した。 2階はワンルームの広々としたLDK。 吹き抜けで1階と繋がり、大きな開口で外と繋がる開放的な空間となっている。 高台にあるため、バルコニーからは開けた景色を望むことができる。 ハンモックを置いたバルコニーは部屋の一部のように使えるアウター・リビングのような場所。 外の自然を感じながら寛ぐことができる。 仕上げの素材はオーク材やパイン材の床、オイルステインで仕上げたラワン合板の壁や天井など、素材感のあるものを選んで温かみのある空間に。 素材が持つ味わいを感じる家となった。 風や光、緑をいつでも身近に感じられる住まい。 外と大いに繋がる‟キャンプのような家”が完成した。
ストレートデザインラボラトリー 東京都 建築家