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投稿記事
大きな鉄骨造戸建て住宅のリノベーション。2階部分を全改修して、1階親世帯・2階子世帯の分離型2世帯住宅に変更する計画です。40帖の大きなLDKを生活の中心として、窓際に数珠つなぎに居室や水廻りを並べ、採光の取れない中央部には大きなパントリーとファミリークローゼットを配置、回遊性の高い間取りとしました。ファミリークローゼットの周りは間接照明でライティングした回廊として設え、冗長になりがちな大きな空間にメリハリを効かせています。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府 建築家
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機能的で美しい、懐かしさを感じる料理家の家
建て主はテレビや雑誌への出演、様々な食のビジネスなど多方面で活躍する料理家。 「なつかしいと感じる家にしたい」という建て主の要望をもとに、ホッと安らげる空間、そして仕事にも使える、機能的かつ美しいキッチンをつくった。 18畳のキッチンには、プロならではの視点が生かされている。 キッチンカウンターとテーブル型の冷蔵庫は壁付けにし、中央に広々とした作業スペースを確保。 掃除のしやすさを重視し、前面の壁は人造大理石、床はタイル、天板はステンレスを選択した。 キッチン以外は、手持ちのアンティーク家具がしっくりと馴染む、懐かしく味わいある空間。 昔ながらの家のように自然素材をふんだんに使いたいと、壁は珪藻土、床は無垢材で仕上げた。 庭の緑を眺められるリビングの大開口には格子戸を設け光をしぼり、ほの暗く。 陰影のある、落ち着いた印象の空間となった。 普段から来客が多いため、2階にはセカンドリビングや夫婦それぞれのための書斎も設けた。 夫婦にとっての「終の棲家」となるため住まいはバリアフリー仕様になっており、部屋間の段差をなくし、ホームエレベーターを設置する場所も確保している。 これから20年、30年と、住み手と共に時を重ねていける、そんな住まいが完成。 懐かしい空気感漂う空間で、丁寧で穏やかな暮らしを送っていくことだろう。