鳥山 千恵
狭小スキップフロアガレージハウス
下町の狭い間口の土地に建つ住宅です。限られた敷地の中で、上下階の移動を単なる制約としてではなく様々な性格を持つ空間のつながりとして楽しめるよう、1つのハコの中に6つの「」型の床面をつくり、半階ずらしながら積み重ねることで止まり木を移るような生活が送れる住まいを計画しました。敷地を最大限有効活用するために内・外装を兼ねた断熱材入りサンドイッチパネルを隣地境界際に立てて鉄骨の柱梁をそのまま露出、倉庫の中に暮らすような住まいになりました。南面の大きな開口とルーフテラスから太陽光を家全体に取り入れつつ、透過性の異なる3種類のカーテンによって時間や用途に応じてプライバシーを調整できます。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府
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草屋根で省エネ 自然に親しむナチュラルな家
慣れ親しんだ地域に、南西角地という好条件の、約32坪の土地を得た建て主。
建て主の要望は、風通しが良く、木をふんだんに使ったナチュラルな空間、そして省エネの家。
中庭から採光するのもひとつの要望だったが敷地の広さを考えると難しいため、南西に開いた立地を生かして、南側に向かって大きく開くプランを選択。
LDKは日当たりの良い2階に配し、南側の大開口から光と風をおおいに取り込む。
7.5mの大開口は引き戸を片側に引き込みフルオープンすることができ、バルコニーとリビングが一体化。
内と外との境界が曖昧な、開放的な空間となった。
バルコニーにある階段をさらに上れば、まるで野原のようなルーフガーデンが広がる。
緩やかな勾配のある屋根に芝生やハーブなどの草を植え、草屋根に。
屋根に上ってピクニックをしたり、夜には星空を眺めたりして、日常の中の非日常を愉しむ場所となっている。
草屋根は建物の断熱性、遮熱性を高め、省エネにも貢献。
夏場でも室内は涼しく、エアコンいらずなのだそう。
室内の仕上げにはカバ無垢材など明るい色味の木を多用し、ナチュラルで軽やかな空間が完成。
自然と親しむナチュラル志向な住まいで、快適な暮らしを送っている。
道家洋建築設計事務所 愛知県
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