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向山徹建築設計室

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住所:
広島県 広島市安佐南区緑井3丁目25番地15号沖田マンション301号
会社URL:
http://homepage2.nifty.com/toru-mukoyama-archi/
FAX:
082-962-6408

向山 徹

広島県

建築家

電話:082-962-6408

1960年山梨県生まれ 1985年東北大学工学部建築学専攻修士課程修了 1985年清水建設設計本部 2000年向山徹建築設計室開設 2012年広島工業大学建築工学科准教授

和を感じさせる、茶筒のようなコンパクトな家

外観

新旧の家々が立ち並ぶ密集地に建つ、50代のご夫婦が暮らす家。

建て主はもともと木造平屋に住んでいたが、ご両親が高齢になって介護の必要性が高まったためご主人の実家の敷地内に新居を構えることに。
母屋の日当たりや風通しを妨げないよう、母屋の北側に建坪を10坪にしぼって3階建てにすることになった。

ガルバリウム鋼板に包まれた3階建ての家は、茶筒のように見える。
3階建の耐震性の確保のためバランスのよい耐震壁の配置とすることにした。「里道」と呼ばれる幅2mほどの小さな道路以外は隣家に囲まれているので、プライバシーを守りながら穏やかな光環境と良好な風通しを得るため、正方形の筒の四方の角を切り落とした「隅切りのかたち」とした。

1階には和室と水回りを配置。
2階にはLDK、眺めの良い3階には2間の和室と、トイレと収納を配置した。
住まいの中心に配した緩やかな勾配の階段は、1階から3階を結ぶ大動脈になると同時に、ワンルームの空間のほどよい仕切りとなっている。

内部空間は、和を感じさせる落ち着いた空間。
縦格子をモチーフにした建具、古色の紅柄塗装を施した木部、白い壁…昭和初期の家を思わせるノスタルジックな空間に、手持ちの古い家具や丁度がしっくり馴染む。
カットされた四隅の窓から程よい風と光が入り、夏はエアコンが必要ないほど過ごしやすい。

光と風が通り抜けるコンパクトな住まいで、心落ち着く暮らしを楽しんでいる。

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  • ガルバリウム鋼板
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