kubozou
- 住まい:
- 大阪府
- 性別:
- 男性
仕事も落ち着いて、少々、都会暮らしも疲れたので、そろそろ田舎に住みかを移そうかと真剣に考えています。
やはり海のそばがいいかな。
天から注ぐ光で満たされる家
都心の住宅密集地に建つ家。
敷地は23坪で、東西に細長い。
東側は交通量のある道路に、ほかの三方向は高さのある隣家に囲まれている。
東側の道路から住まいを眺めると、外壁のどこにも窓がなく、3つの白い箱が少しずつずれて重なっている。
建て主の一番の希望は「光と風が通り抜ける家」。
密集地において、いかに自然を取り込むかが課題となった。
そこで、即面の窓を最小限に抑え、壁をまるで着物の帯のように少しずつずらしながら重ねるように構成。
ズレによってできた隙間は天窓となり、光と風を住まいに届ける。
採光を必要としない収納を中央に据え、収納を囲むように居室を配したことで、隙間から入る光や風、音といった外の自然を感じられる住空間を実現した。
光と風が通り抜ける室内に居ると、ここが住宅密集地であることを忘れてしまう。
柔らかな光で満たされた空間で、穏やかな時間を過ごしている。
富永哲史建築設計室 東京都
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都心の古い長屋をリノベした味わい深い住まい
大阪の梅田駅からほど近い都心エリアの、古い長屋をリノベーション。
築年数不明の物件だったものの、丁寧に手入れされてきたことが分かる住まいに魅力を感じ、住み継ぐことを決意。
経年による味わいを生かしつつ機能性を兼ね備えた、夫婦のライフスタイルにフィットする家を目指した。
隣家は平屋で2階に採光が見込めるため、主空間となるLDKと夫婦のワークスペースは2階に配置。
1階は広々とした玄関土間の裏にベッドスペースを、さらにその奥に水回りを配した。
まず基礎や柱、梁を補強し壁に断熱材を入れて性能を高めた。
昭和レトロな建具や古い梁など既存のものも再利用し、空間のアクセントとなっている。
古い物が持つ味わいを活かすため、全体の仕上げも綺麗に仕上げすぎず、古い物と新しい物が自然と調和した空間となった。
夫婦の趣味やこれからの暮らしを包み込む大らかな住まい。
活気溢れる便利な街で、自分たちらしく暮らせる家が完成した。
coil松村一輝建設計事務所 大阪府
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大切な物を守り、楽しい時を育む方舟
連立した細く高い柱と、円筒型パンチングボードで覆われた螺旋階段に支えられている、不思議な家。
その姿はさながら飛立つ宇宙船のようで、設計担当者は「浮遊する方舟」と名づけた。
1階から家の中を貫通し、屋上まで抜ける螺旋階段は、2階の居住スペースでも重要な役割を担っている。
ご主人は無類の音楽好き、さらに読書家で、CD・レコードを約2000枚、書籍も数千冊所有しており、
これらの膨大なコレクションを収納するスペースが必要。
そこで2階を突き抜ける螺旋階段の円筒の周りに棚をめぐらせ、コレクションを見せながら収納するディスプレイとした。
主動線であり、家を支える役目の螺旋階段は、ご主人の大切な物を飾る収納棚としても活躍。
さらにインテリアのアイキャッチとなるオブジェとしても存在感を示している。
趣味を満喫し、暮らしを楽しむことができる家が実現した。
有限会社COGITE 宮崎県
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小さな変形敷地を楽しむ家
上から見ると旗竿のような形をした変形敷地。
約6mの竿部分を差し引けば、建築に使える旗の部分の面積は実質20坪ほどしかない。
旗部分の敷地を細長い建物と中庭で分割し、中庭側に部屋が部分的に突き出すような構成とした。
動線を短くして便利にすることも大切だが、この旗竿状の敷地を生かすには、
あえて便利さは追求せず、空間の高低差で奥行き感を出すなど、
住み方にあわした楽しさを追求した。
acaa 神奈川県
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