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- 土間
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仕事と生活がゆるやかに繋がる家
築41年の鉄骨造りの家を、オフィス兼住宅にリノベーション。 クリエイターである建て主ご夫妻が、機能的に住まう家をデザインした。 ワークスペースとしての1Fは、解体した際に出現した鉄骨の柱をそのまま残したことで印象的に。 無骨でワイルドな鉄骨が、モルタルの土間とマッチしてNYのロフトのような雰囲気を醸し出している。 玄関から続く土間を広く取り、スタジオまでの通路の他、来客の時の打ち合わせスペースとしても使用。 サンルームのように日当たりのよい土間で、段差に腰かければ縁側気分を楽しむこともできる。 2Fは奥さまが子ども部屋の押し入れに壁紙を貼るなど、セルフリノベーションの途中。 自分たちのペースで楽しみながら家づくりを続けているそう。
シンプルな外観と個性的な内装の集合住宅
高円寺の住宅地にある、一見控えめな建物。 駅から少し離れており、以前は戸建てだったため、敷地も狭小。 決して恵まれた条件とはいえないが、人気の賃貸集合住宅に仕上がった。 防火のために選んだコンクリートは、あえて打ち放しで存在感を。 らせん階段やハイサイドライトで光あふれる空間は、狭さを感じさせない。 居室の特徴である土間や板間は、椅子生活と床座と二つの生活を楽しむことができる。 オーナーが経営する複数のデザイナーズ物件と競合しない、個性的な物件が完成した。
アンティークに囲まれたアトリエで暮らす
布を細かく裂いて織り上げる「裂織」という織物を使って一点物のバッグを制作している奥様。 東日本大震災で家を失い公団で暮らしていたが、バッグ作家である奥様が作業するには何かと不便なことが・・・ 「アトリエが欲しい」そんな思いをきっかけに、家づくりをはじめることになった。 アトリエとして来客を迎えるため、1階部分は全てパブリックスペースとして考え、プライベート感を排除。 訪れた人が土足で行き来できるよう、1階アトリエスペースとその奥のダイニングキッチンは全てコンクリート敷きの土間とした。 2階はリビングと寝室、水回りを配したプライベート空間。 土間仕様の1階とは異なり、ヘリンボーンのフローリングで落ち着いた雰囲気に。 オンとオフのメリハリのある生活を楽しんでいる。 旅行はたいていアンティークショップ巡りというほど、古い物が好きな建て主ご夫婦。 コンクリートや古材、スチールといった素材で構成された空間は古いファクトリーのようで、手持ちの古い家具や雑貨がよく映える。 大好きな物に囲まれて、手仕事に励む日々を過ごしている。
さくま建築設計事務所 宮城県 建築家