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閉じた箱の中に、趣の違う4つの庭を持つ家

閉じた箱の中に、趣の違う4つの庭を持つ家

駅にほど近く、ビルや住宅、マンションが点在するところにある家。
敷地の両側には建物が建ち、さらに将来は南側、北側にもマンションなどの建物が建つことも予想される。
周囲には特に住まいに取り込みたい景色はないため、外に対しては閉じ、内側に‟自然”をつくろうと考えた。

南北に奥行のある敷地を目いっぱい使って建てたのは、真っ黒な箱のような3階建ての建物。
外から見るとほとんど窓がなく、すっかり閉ざされている。

閉じた外部に対し、内部に広がるのは、抜け感のある開けた空間。
趣向の異なる4つの中庭を配し、住まいのあちこちに緑をちりばめた。
まずはアプローチに沿って低木を植えた前庭が。
玄関ホール正面に中庭、玄関ホール右手に南庭、北側の和室に面して、和を意識した北庭を設けた。

3階建てのボリュームに合わせて、中庭や南庭にはハイノキやヤマボウシといった背の高い植物を植えている。
木々は1階から空に向かって貫くように伸び、家のどこに居ても緑が目に入る。

閉じた箱の中は、まるで森林の中にいるかのような自然溢れる空間となった。

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生活と趣味の空間を同等に 新しい間取りの姿

外観 夕景

線路際の高台に建つ、地下1階、地上1階の家。 建て主が「いつか家を建てるなら叶えたい」と抱いていた希望はふたつ。 夫婦お互いの気配をいつでも感じられる空間と、ビリヤードルームをつくることだった。 それらを実現すべく、地下1階をビリヤードルームとし、1階をLDKと寝室、水回りなどの生活スペースとする、大胆な間取りを選択。 延床面積29坪と決して広大な土地ではないが、あえて生活スペースとビリヤードスペースを同じ広さにすることで、建て主の趣味を反映した贅沢な暮らしを実現した。 地下1階に設けられた玄関を入ると正面に現れるのがビリヤードルーム。 階段を上って1階へ行くと、LDKと寝室が緩やかに連続した、開放的な空間が広がる。 間仕切りがないワンルームなので、夫婦で好きなことをしながらもお互いの存在を感じられる。 南側全体に配した窓が、外の景色をパノラマのように切り取っている。 建て主のこだわりを存分に生かした家だが、将来の生活の変化についても考慮されている。 今後家族が増えた場合に備え、寝室を2部屋に分けられるようにしたり、地下のビリヤードルームは台を取り払えば予備室として使用することも。 今を豊かに楽しむためだけではなく未来のことも考えた、可能性を持った住まいとなっている。

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