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洋服を見て楽しむ”ショーウィンドウ”がある家
家づくりを考え始めた当初から、中古物件をリフォームしようと考えていたという建て主は、利便性と114㎡という広さが決め手となり、都心にほど近い中古マンションを購入。 ご夫婦と、奥様のお母様の3人が暮す住まいへとリノベーションした。 ファッションが大好きだというご夫婦の希望は、日々の暮らしの中でファッションを感じられる空間。 そこで、住まいの中央に位置する玄関からリビングまでの通路に、洋服や小物をディスプレイしながら収納できるショーウィンドウのようなクローゼットをつくった。 毎日通る通路に”見せるクローゼット空間”を配置したことで、生活のなかに自然とファッションが溶け込んでいる。 内装は、コンクリート躯体むき出しの天井やモルタルの床や壁などで辛口に仕上げ。 シックでクールな空間に引き立てられ、随所に飾られたこだわりの洋服や雑貨の魅力も浮かびあがる。 大好きな洋服が主役の住まいは、洗練されたセレクトショップのよう。 建て主の趣味とライフスタイルを存分に反映した、日々の暮らしを楽しむための住まいが完成した。
AIRHOUSE DESIGN OFFICE 岐阜県 建築家
リノベーションで光と風を手に入れた家
お子さんの小学校入学を機に新居を探していた建て主ご夫妻。 知り合いから紹介された閑静な住宅街にある土地には、古い家が建っていた。 建て替えも考えたが、費用の面からリノベーションを選択。 古い家に光と風を取り込み、生まれかわらせた。 細かく区切られていた1階の間取りは一新し、ひと続きの空間に。 2階は配置を変えず、1階に明かりを届けるすのこ廊下を設けた。 壁の漆喰をご主人が塗るなど、コストダウンと同時に楽しみながらの家づくり。 明るく風通しが良い家、木を使った内装などご夫妻の要望を取り入れつつシンプルな家が完成した。
有限会社ますいいリビングカンパニー 埼玉県 建築家
額縁の中に家族の風景、ひと繋がりの家
親世帯が住む母屋の庭に家づくりをすることにした建て主ご夫妻。 土間を作りたい、いろいろな場所でコーヒーを楽しめるようにしたい、という希望があった。 果樹や桜の木が生えている芝生の庭の豊かな自然をいかし、母屋と適度な距離に建物を配置。 外観は近隣に馴染みつつ、モダンな印象を与えるグレーのモルタルでシンプルなデザインに。 屋内はフレキシブルに使える土間を中心に、間仕切り壁を通して全体がつながる構造とした。 個室の集まりのような間取りは、役割を入れ替えても違和感なく使える可変的な構造。 間仕切り壁の立ち上がりには、腰かけたり可動式の板をレイアウトしたり自由に楽しめる。 ひと繋がりの空間が、変化する家族の生活をおおらかに受け止めていくだろう。
atelier cube 福岡県 建築家