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傾斜と自然を取り入れた、立体的な家
三方を隣家に面した、多摩丘陵の傾斜地。 里山と川が近く自然豊かな環境との繋がりを意識し、立体的な間取りをデザインした。 地盤面に中庭を設け、半階下がった北棟と上がった南棟を配置。 フロアを移動するごとに異なった高さで中庭に面し、様々な表情を楽しむことができる。 リビングの大開口以外は規格寸法のサッシを採用し、光と風の通り道を設けた。 二枚のガラス戸、網戸、雨度がすべて引き込み可能なリビングの開口部は、全面開放可能。 小庇や窓台はリビングの家具としての役割を意識し、丁寧にテーパーをかけ手触りにもこだわった。 窓辺に腰かければ、中庭の自然と室内が縁側をとおして繋がっているように感じる。 閉じすぎず、開きすぎず、日々の暮らしにフィットする快適な住まいが完成した。
丸山弾建築設計事務所 東京都 建築家