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投稿記事
高梁川の東側にあたるこのエリアは、豊かな水に恵まれ昔から水田が拡がり、焼杉に漆喰壁の農家住宅が点在していました。近年幹線道路が整備され、市中心部へのアクセスが便利になったことにより、急速に住宅が立ち並ぶようになりました。この敷地は南北に住宅が迫っていますが、西側の土手方向には大きく拡がりがあり、この拡がりを住宅に取り入れることを端緒に設計を進めました。黒の下屋部分には水廻りを集め、また白の2層部分には各居室を集め、中央の吹抜け空間を介して南北明快に分けています。延床約28坪程度とやや小さめの住宅ですが、中央に大きな吹抜け空間を作ったり、各部屋をあまり間仕切らずに開放的な作りとすることで、28坪とは思えない程の拡がりを感じれるようにしています。外観はこのエリアに昔から佇む焼杉に漆喰壁の住宅の外観を踏襲し、歴史の延長線上に位置するデザインとしています。
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みんながもっと帰りたくなる二世帯住宅
賃貸戸建てで7年間同居をしていた両親と娘夫婦。 庭の草取りや、階段の昇り降りが負担になってきていたため、新築を決断した。 生活時間帯が大幅に違うので、完全分離型の二世帯を選択。 パーテーション状の壁を取り入れた大きなワンルームを、それぞれの希望に合わせてデザインした。 くつろぐスペースを重視した子世帯は、リビングを大きく取り、キッチンとダイニングは一体型でコンパクトに。 親世帯は天井高を変化させることによって、オープンとクローズのメリハリのある空間に仕上げた。 完全分離で生活していても、同じ景色を共有し、共感する暮らしができる。 誰も我慢しない、みんなが気持ち良く暮らせる家が完成した。
マニエラ建築設計事務所 兵庫県 建築家