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投稿記事
天井や壁に用いた曲線形、あえて上部をつなげた間仕切り壁、壁から天井まで一体となった厚みのある左官のテクスチャー、これらのエレメントが組み合わさり、障子窓からのやわらかい光が、はっとするような陰翳のグラデーションを生み出す空間になりました。
53㎡というコンパクトな面積ながら、曲線によってシームレスで繋がる壁と天井に、間仕切壁の上部から回り込む光が、空間に奥行きをあたえています。
一面バルコニーの住戸のため一方向のみからの採光ですが、室内に充ちる光の表情はとても豊かで、意図しなかったたくさんの景色や発見があり、見ていて飽きません。
マンション共用部となる窓には手を加えられず既存のままですが、開口を設計できる新築案件以上に光や風景がデザインされるという逆説的な結果は、今後にインスピレーションを与えるような新たな発見でもありました。
株式会社アオイデザイン aoydesign 神奈川県 建築家
- 蛇籠
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隠れ家レストランのようなテラスのある家
新幹線の線路にほど近い、建て込んだ住宅地。 この土地で居心地の良い住まいのために建て主が選択したのは、土木工事などに使用する蛇籠を大胆に使用したプラン。 敷地外に眺望を求めず、壁の中に理想の空間を演出した。 ご夫妻の一番の希望は、家族や友人との「食」を楽しめる家。 1階にはLDKと和室、それに敷地に対しては大きめのテラスを配置。 壁に囲まれたテラスを、心地良いアウトドアダイニングとして活用できる間取りに仕上げた。 寝室やバスルームなどのプライベート空間は2階に集め、1階に気兼ねなく人を呼べる作りになっている。 平日はお子さんとゆったりとした時間を、週末はテラスで自家製の燻製とワインを満喫しているそう。
マニエラ建築設計事務所 兵庫県 建築家