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洋服を見て楽しむ”ショーウィンドウ”がある家
家づくりを考え始めた当初から、中古物件をリフォームしようと考えていたという建て主は、利便性と114㎡という広さが決め手となり、都心にほど近い中古マンションを購入。
ご夫婦と、奥様のお母様の3人が暮す住まいへとリノベーションした。
ファッションが大好きだというご夫婦の希望は、日々の暮らしの中でファッションを感じられる空間。
そこで、住まいの中央に位置する玄関からリビングまでの通路に、洋服や小物をディスプレイしながら収納できるショーウィンドウのようなクローゼットをつくった。
毎日通る通路に”見せるクローゼット空間”を配置したことで、生活のなかに自然とファッションが溶け込んでいる。
内装は、コンクリート躯体むき出しの天井やモルタルの床や壁などで辛口に仕上げ。
シックでクールな空間に引き立てられ、随所に飾られたこだわりの洋服や雑貨の魅力も浮かびあがる。
大好きな洋服が主役の住まいは、洗練されたセレクトショップのよう。
建て主の趣味とライフスタイルを存分に反映した、日々の暮らしを楽しむための住まいが完成した。
通路脇に設けたクローゼット
玄関からリビングまでの通路の脇には、ガラス張りのクローゼットが。
洋服を見せながらしまうことができるクローゼットは、さながらショーウィンドウのよう。
トイレ
クローゼットの壁が一部鏡張りになっている部分は、トイレの入り口。
リビング
ショーウィンドウのある通路から2段降りると、リビング・ダイニングが。
通路とリビングの間には鉄板のクローゼットを設け、見せる収納と隠す収納を使い分けられるように。
リビングの壁にはパソコンスペースにもなるカウンターをしつらえた。
リビングダイニング全景
グレーと黒で統一した、シックなリビングダイニング。
天井はコンクリートの躯体をむき出しにし、床と壁はモルタル仕上げ。
硬質感のある素材を使い、辛口な印象の空間となった。
床暖房を導入したので、冬でも床が冷えない。
キッチン
躯体のコンクリートを表したキッチンの背面には、香辛料や調理器具を並べて見せる収納を楽しんでいる。
イギリスのビンテージ照明が空間を引き締める。
ダイニング
キッチンの隣にはダイニングスペースが。
配膳や片付けなど家事の動線もスムーズに。
ダイニングテーブルは、天板にモルタルを塗ったオリジナル家具。
ベッドルーム
リビング脇にある階段を上ると、夫婦の寝室が。
玄関
土間をイメージした玄関。
二段の踏み石の正面にある扉の向こうは、バスルームとなっている。
バスルーム・パウダールーム
バスルームとパウダールームは同じ空間に。
天井にはスピーカーがあり、常時BGMが流れている。
バスルーム
バスタブとシャワールームの間はガラスで仕切った。