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食を楽しむ変幻自在な空間
下町の交差点に位置する、推定築40年以上のビルの1階をリノベーションしたキッチンスタジオ。
建主はレセプションやイベントへのケータリングを中心に活躍するフードデザイナー。
料理の仕込みや撮影に加えて、いろいろな人とごはんを食べたり、料理を教えたり、雑貨を展示したりと、時にはみんなで食を楽しむ場所にすることを提案。
小さな空間をなるべく有効に利用し、かつフレキシブルに使うため、厨房機器はまとめて配置。
家具は椅子+収納で「ベンチ棚」、窓枠+収納で「窓棚」、作業カウンター+テーブルで「みんなのテーブル」というように役割を兼ねて減らしている。
中央の大きなテーブルは、2つに分けカウンターのように使うこともでき、置き方によって空間の性格がガラリと変わる。
木の家具は設計者がデザインし、建主がDIYで製作した。
一番大きな壁はギャラリーのように、展示のための余白としている。
壁のペンキも自分たちで塗った。
建主が日々、時にはみんなで、「食べるシチュエーションをデザインする」ための場所となっている。
フードデザイナーのアトリエ
建主はレセプションやイベントへのケータリングを中心に活躍するフードデザイナー。
料理の仕込みや撮影に加えて、いろいろな人とごはんを食べたり、料理を教えたり、雑貨を展示したりと、時にはみんなで食を楽しむ場所にすることを提案。
時にはみんなのキッチン
天気の良い日は扉を外し、ベンチ棚を縁側のように外に出してごはんを楽しむことも。
食の楽しさが交差点から溢れ出るようなアトリエ。
白い壁
一番大きな壁はギャラリーのように、展示のための余白としている。
通りに面した入り口の引き戸は既存のもの。
雑貨の展示会
中央の大きなテーブルは、2つに分けカウンターのように使うこともでき、置き方によって空間の性格がガラリと変わる。
窓棚
雑多に見えがちな小さなモノたちは、フレームの中に整然と並べて、装飾代わりにしている。
食器は光るフレームである窓の中に。
キッチン
カラフルな調味料やスパイスは柱の間に。
ベンチ棚
ケータリング用品はベンチ棚に。仕込みのときはテーブルの下にしまう。人が訪れるときは必要な分だけ引き出して座る。