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芝生の屋根があるガレージハウスでクルマと暮す
ご夫婦揃ってクルマとバイクが趣味だという建て主。
大切な愛車を風雨や盗難から守ることができる、ビルトインガレージの家を建てようと決めていたという。
建て主の要望は、住空間とガレージをうまく構成すること。
そこで、普通のガレージよりさらに車を身近に感じられるよう、ガレージを住まいの中心であるリビングの隣に配置。
愛車を眺めながら食事をしたり寛いだりといった日々の生活を楽しむことができる住まいをつくった。
もうひとつの要望は、雑誌で見てインパクトがあったという芝生の屋根。
人工地盤を屋根に乗せ、そこに芝生を植えた。
草屋根は断熱性が高く、夏の炎天下でも快適に過ごせるとともに、自然が多く残る周囲に溶け込んでいる。
内装はあえて仕上げを省き、構造合板を表しプレーンな印象に。
寝室以外の床はコンクリートの土間仕様となっており、ガレージもLDKも、庭へと続くテラスも同様の仕上げ。
生活空間とガレージの境界も、内と外との境界も曖昧になっている。
大切な愛車を近くに感じながら暮らすことができる、快適な住まいが完成した。
外観
芝生の屋根が印象的な平屋の家。
建物西側にある階段で屋根に上り下りすることができ、水やりや芝刈りなどの手入れをする様子がユニーク。
南側全面が窓となっており、引き戸を開け放てば内と外との境界がなくなり開放的。
ビルトインガレージ
寝室などのプライベートスペースは最小限に抑え、住まいの中心に愛車のためのガレージを据えた。
テラスから見た外観
窓の外にはコンクリート敷きのテラスを介して庭が広がる。
ガレージ
ガレージには奥様の愛車のBEATと、ご主人のバイクが。
バイクの整備をするのに、十分なスペースがある。
リビングからガレージを見る
リビングの隣にガレージを配し、リビングとガレージの間はガラスで間仕切り。
排気ガスはカットしつつ、大好きなクルマとバイクと共に生活することができる。
愛車たちを眺めながらのティータイムが至福の時なのだそう。
ガレージからリビングを見る
ガレージ、LDK、テラスともにコンクリートの土間仕様。
空間に繋がりが生まれ、内と外との境がない開放的な空間となった。
リビングダイニング
仕上げを省き、壁も天井も構造材を表したプレーンな内装。
素材そのものの風合いを楽しんでいる。
リビングの薪ストーブ
リビングには3方向に窓を開けた薪ストーブが。
キッチン
リビング・ダイニングとひと続きのオープンキッチン。
書斎
キッチンの裏には書斎が。
将来は子供たちが勉強するスタディスペースとしても使う予定。