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古い家の思い出を残した心地良い二世帯住宅
築30年超えの実家をリノベーション。
大切な実家の思い出と共に、建て主ご夫婦とお母様、二世帯が快適に暮らせる住まいをつくった。
外観は屋根と外壁のみ新たにし、以前の趣を残した。
内部は7部屋の個室があった細切れな間取りを一新し、各世帯に広々としたLDKを設けて開放的に。
1階の親世帯はセピアを基調とした落ち着いた雰囲気に、2階の子世帯は明るい色調で清々しい空間となった。
内部空間は木の温もりに包まれた、優しい空間。
リノベーションによって新しくなったものの、住まい全体にはどこか懐かしい空気感が漂う。
アルミサッシは木製サッシに替え、天井には古い梁を表した。
ブラインドがわりの夏障子、ドアがわりの古い板戸は、かつてお母様の実家で使われていたもの。
新しい空間に古い物がしっくりと馴染み、心安らぐ心地良い空間ができあがった。
大切な実家は家族の思い出を残しながら、住みやすく居心地の良い住まいへと生まれ変わった。
外観
和風モダンな外観は、新しくも懐かしく感じる。
外観はほとんど変わってないが、外壁や屋根をやり変えた。
瓦屋根はガルバリウム鋼板に葺き替え、塀に載っていた瓦を取って塗装し直した。
玄関
玄関土間は御影石。
左手にある収納の扉は、お母様の実家で使われていた夏障子。
1階ダイニング
1階リビングからダイニングを見る。
1階は親世帯、2階は子世帯が暮す完全分離の二世帯住宅となっている。
ダイニング
大きなダイニングテーブルは特注品。
セピア調の落ち着いた空間となっている。
リビングからテラスを見る
すだれを入れ込んだ夏障子がすだれがわりになっている。
2階リビングからダイニングを見る。
子世帯が暮す2階LDK。
梁を表し、天井高を確保した。
障子から柔らかい光が入る、軽やかな空間。
2階ダイニング
オリジナルダイニングテーブルには引き出しが付いており、ダイニングテーブルが勉強机になる。
壁面には大容量の収納を造作
ダイニングから水回りへ
収納の奥の格子戸を開けると、水回りがある。
トイレ、バスルーム
トイレとバスルームは一体となっている。
バスコート
バスコートの植栽を見ながらゆったりと入浴できる。