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41㎡に4人が暮す、バス・キッチンが主役の家
築42年、41㎡のマンションをフルリノベーションした、建築家の自邸。
妻とふたりの子供、家族4人で暮らしている。
41㎡という面積は4人が暮らすにはコンパクトだが、子供が中学校に入学するまでの10年間限定で住むということを前提としてプランニング。
子供部屋などの個室は必要ないので、2DKだった間取りはワンルームに一新した。
家全体を見渡すことができるシームレスな空間は、小さな子供を育てるのにぴったり。
家のどこに居ても子供の様子に目が行き届く。
南のバルコニーに面して設けたのは、バスルームとキッチン。
広く明るいキッチンは妻の希望で、風呂をゆっくりと楽しみたいというのが自身の希望。
このふたつには妥協せず、家の最も明るく心地良い場所に配した。
家のおよそ3分の1をバスルームとキッチンが占めており、残りのスペースはリビングや寝室としてフレキシブルに使えるように。
コンパクトな空間の中にも、自分たちのライフスタイルとこだわりを取り入れた心地良い空間を完成させた。
住む期間を限定することで、狭い空間でも家族全員が快適に過ごせる住まいが実現。
子育て世代に魅力的な、コンパクトハウスが完成した。
リビングから南側を見る
南の窓から明るい光が入るワンルームの空間。
明るく広々としたキッチンと、ゆっくり寛げるお風呂は夫婦の希望。
家の最も明るい場所を二等分して、バスルームとキッチンを配置した。
リビングから南側を見る2
入浴時以外はバスルームの引き戸をフルオープン。
バスルームの床はリビングの延長としてフレキシブルに活用している。
夏場は子供がプール遊びをするのにピッタリの場所に。
リビングから南側を見る3
住まいのおよそ3分の1がバスルームとキッチン。
残りの部分はリビングにも寝室にも、キッズスペースにもなる多目的スペース。
リビングからバスルームを見る
木製枠にポリカーポネートを入れた浴室の引き戸は、閉めていても光を通す。
キッチンからバスルームを見る
シンクと作業台をL字型に配置したペニンシュラ式のキッチン。
天板はヘアライン仕上げ。
シンクの背面に冷蔵庫とコンロ、パントリーを配し、食材を取り出す、洗う、火を使う、盛り付けて配膳するという家事がスムーズに行える。
キッチン
キッチンで作業をしながら、家全体を見渡すことができる。
リビングから一段上がった浴室の床に立てば、子供もカウンター越しにものを受け取ることができる。
お手伝いや、一緒に料理をしたりお菓子作りをするのにもちょうどいい、子育て世代に嬉しいキッチン。
バスルーム
南向きの窓から燦々と光が差し込む、心地良いバスルーム。
浴室の床は水を使える仕様にしているため、植物を置いたり子供が水遊びをしたりと、庭のような感覚で使っている。