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遊びと仕事、暮らしを繋げた、職住一体の住まい
海と山に囲まれた自然豊かな場所。
高台の小道を抜けた気持ちの良い場所に建つ、築50年の木造平屋をリノベーション。
アートディレクターのご主人とフードディレクターの奥様は、夫婦で食とアート、デザインを中心としたユニットとして活動しており、そのアトリエ兼自宅へと生まれ変わった。
住まいは外と大いにつながる開放的な空間。
外溝に面する大きな窓を開け放てば、内と外の境界が曖昧に。
外溝からそのまま続く土間にダイニングを配し、土間から一段上がったところをリビングとした。
リビングダイニングと、奥様の仕事場にもなるキッチンはラーチ合板の構造材で仕切った。
キッチンの隣にはワークスペースを設け、住空間と仕事場は緩やかに分けられている。
この家のテーマは「くらす」。
家族が学校のクラスメートのように過ごすという意味の「クラス」、上質という意味の「class」、そして「暮らす」。
‟食う寝るところ”に遊びと仕事をプラスした、建て主らしい暮らしを形にした。
アプローチ
木々に囲まれた小道を抜けると、住居が現れる。
建て主はこのアプローチを気に入って、築50年の中古住宅の購入を決意した。
外観
外観は形はそのままに、屋根と壁を葺き替えた。
新設した壁はガルバリウム鋼板。
外溝に面した木製サッシの窓をフルオープンすれば、内・外が一体化する。
玄関土間
リビング、ダイニングから外を見る。
大開口で外と繋がる開放的な空間。
外溝から土間が続き、土間から一段上がったコルク床がリビングスペースとなっている。
リビングダイニング
外溝からそのまま続く土間をダイニングスペースに。
土間のダイニングは、野菜などたくさんの食材を広げるのに便利。
リビング・ダイニングとキッチン・ワークスペースの間は間仕切りと構造を兼ねたラーチ合板で仕切った。
ダイニングの向こうがキッチン、リビングの向こうがワークスぺースとなっている。
LDK
ワンルームの空間を、床レベルや床の仕様に変化をつけたり構造で仕切ることによって、住むところと働くところを緩やかに区切っている。
ワークスぺースとキッチンの上部は、小屋根を利用してロフトに。
キッチン
キッチンは奥様の仕事場でもある場所。
フレームのようなラーチ合板で仕切った。
キッチンとワークスペースの間には収納棚を造作。
ワークスぺース
キッチンの隣に設けたワークスペースの壁はピンクに。
ロフトへと続く階段は、収納にもなる。