外観にも家モチーフを散りばめ、色味を抑えてその形を強調した。

右上の、飛び出している家型の部分は花台。

ドアの小窓や郵便受け、細かい部分も家型モチーフに。

道路に面して土間を設け、木枠のガラス戸で内と外を繋いだ。

ナチュラルな空間に馴染むオープンキッチン。

背面には一面にオープン棚と、ワークスペースにもなるカウンターを造作した。

キッチンに立ちながら、外の様子も、リビングダイニングの家族の様子もうかがえる。

トイレの周りはラワン合板の箱で覆い、LDKから切り分けられた空間に。
イギリス好きの奥様は、トイレや階段にウィリアム・モリスの壁紙をチョイス。
トイレのドアを開けると、アーチ型の開口からモリスの壁紙が見える。

ダイニングとリビングはひと続き。
リビングは畳敷きにし、床座で寛げるように。

階段の踊り場からは直接リビングに降りられる。
少し高さがあり飛び降りなければならないが、子どもたちにとっては楽しい遊び場になっている。

1階LDKは一体空間だが、箱型のトイレや階段が空間を仕切っている。

三角屋根に覆われた階段室は、木の枝が作り出すトンネルのよう。

三角屋根に貼ったのも、モリスの壁紙。

階段を上ると現れるのは、開けたホール。
段差をつくり、腰かけて休んだり読書をしたり、思い思いに使えるスペースに。
トンネルのような階段は、ホールから見ると家型になっている。

中央ホールを、子供室、寝室、水回り、バスコートが囲む。
正面にあるのは、バスルームに面したバスコート。

浴室からバスコートを見る。

バスコートの階段はルーフバルコニーへと続く。

屋上からは街の景色を一望することができる。