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北欧ヴィンテージが似合う部屋で愛犬と暮す

築16年、約70㎡の中古マンションをリノベーションした、ご夫婦と愛犬のための住まい。
既存の2LDKの間取りをほぼそのまま活かしながら、手持ちの北欧ヴィンテージ家具が馴染む美空間へと一新した。

空間を美しく整えるために、全体的に壁をふかした。
そうすることで既存の窓の一部をふさいだり、内側に木製サッシを新設するなどして、北欧家具が似合う温かみのある空間をつくった。

ふかした壁の一部、リビングダイニングの中心部分に、空調を収めるための空洞ができた。
そこで、その空洞部分を愛犬のための場所にすることを提案。
ふかした壁の一部にアーチ状の穴を開け、そこをドッグスペースとした。

グレーで統一した壁と天井に紺のアクセントウォール、チーク材のパーケットフローリングなど、落ち着いた雰囲気の内装に北欧家具が映え、洗練された空間が完成。
建主の好みと愛犬にとっての快適さを兼ね備えた、居心地の良い住まいとなった。

リビングダイニング

リビングダイニング

壁・天井はグレーにし、床はチーク材のパーケットフローロングに。
壁をふかすことで、既存の窓の内側に木製サッシを新設し、北欧家具が似合う端正な空間に生まれ変わった。

リビングダイニング

リビングダイニング

リビングダイニングの中心部分、空調がある部分は、壁の内側が空洞になっている。
その部分を生かしてドッグスペースをつくった。

ドッグスペース

ドッグスペース

壁に愛犬よりひとまわり大きいアーチ状の穴をあけ、愛犬「ひばり」のためのドッグスペースに。
リビングダイニングの中心にひばりの居場所ができた。

ドッグスペース

ドッグスペース

ひばりが怖がらないよう、歩いた状態で頭が当たらないよう穴の高さを設定。
引っ越し当初からここを自分の場所として認識したようで、‟ハウス”というとここに入る。
ひばりにとっての心地良い居場所となっている。

リビング

リビング

リビング脇のこの窓は掃き出し窓だったが、腰の高さまで壁でふさいで窓をサイズダウン。
間取りに大きな変更は無いものの、窓の大きさを調整したり木製サッシを新設することで、整った美しい空間を完成させた。

リビング

リビング

テレビボードは空間に合わせて造作。

テレビを掛ける壁にはリブ加工を施した木材を使用した。

ダイニング

ダイニング

床や家具の木の質感にマッチするよう、壁や天井はグレーに。

天井は壁より少し明るめの色にすることで、圧迫感を与えず空間を広々と見せる。

ダイニング

ダイニング

床はチーク材のパーケットフローリング。

犬の足がほどよく引っかかるよう、細かい目地が入った物を選んだので、ひばりも歩きやすい。

リビング

リビング

リビングダイニングの一角に収納があったが撤去し、家具を置いて見せる収納を楽しんでいる。

アクセントウォール

アクセントウォール

グレーで統一した壁の一部は、アクセントとして紺に塗装。
空間にメリハリを与えている。

玄関

玄関

玄関側の壁は紺で塗装している。
建具は既存のものだが、塗装したり把手を付け替えることで空間に馴染ませた。

玄関

玄関

下駄箱は既存のものを塗装し直し再利用。

把手もスチールのものに替え、雰囲気を一新した。

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ユーザー

稲山貴則建築設計事務所
神奈川県 建築家

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