都心の大通りから一本入った路地の角地に建つ家。
ビルが立ち並ぶ周囲の景色に馴染むよう、箱型に。
箱型の家は屋上を広くとることができるので、庭が無い代わりに広いルーフテラスをつくった。
大きな窓はないものの、外部からの視線を気にしなくてもいい位置を計算して小窓を点在させた。

外部ポーチと同じタイルが内部まで続く。

広々とした、吹き抜けの玄関ホール。

トップライトから光が差すホール。

左手と前方に、外形の箱に似たふたつの白い箱があるのがわかる。

ふたつの箱の間を縫うように続く階段。

階段を上った先はダイニング。

ふたつの箱の間の空間に位置するダイニング。
ダイニングの床は、玄関ポーチや階段と同じタイル張り。

ダイニング、キッチン、リビングと順に高くなっており、程よく繋がる3つの空間。
平面のワンルームでは得られない、立体的な広がりを感じることができる。
屋上からの光や小窓からの光が白い壁に反射し、光で満たされる。

ダイニングから一段あがったところにあるキッチンは、箱の上部に位置する。

キッチンのある箱から、リビングのある箱まで視線が通る。

もうひとつの箱の上部はリビング。
ダイニング・キッチンを見渡すことができる。

リビングから続く階段を上って屋上にアクセス。

大きな箱の中に2つの箱を程よい距離感と密度で配置することで、面積以上の広がりを持つ伸びやかな空間が実現した。

リビングから玄関ホールを見下ろす。

リビングは2.5階の高さにあるので、ダイナミックな眺め。

リビングの箱の1階部分は納戸に。
リビングの真下は床下収納になっている。

納戸の奥は将来、夫婦の寝室に間取り変更予定。

1階納戸の奥にある寝室。

将来の子ども部屋を2つに間取り変更予定。
2段ベッドに対応できるように天井高さは2.5m確保。

リビングの下にある天井高さ1.4mの床下収納。
ダイニングと繋がる。

リビング下は床下収納と納戸を配置し、収納を集約した箱として計画。

水回りはキッチン下の箱に集約。

白を基調としたシンプルで清潔感ある空間。

約24畳分の広さがあるルーフバルコニー。
腰壁でプライバシーが守られているため、周囲の視線を気にせず空の景色を楽しむことができる。