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伝統的な外観のまま内装をリフレッシュした家
三代続く瓦屋根の古い昭和家屋。
その時々に応じて増改築を繰り返して来た家だが、現在は周囲の環境と調和する伝統的な佇まいはそのままに、新世代の家族の生活空間を持つ家として生まれ変わった。
今回は外観はそのままに、住み主のプライベートゾーンである母屋だけをリフォームした。
古い家屋にある暗く寒い問題を、部屋ごとの間仕切りを取り払いワンルーム化し、窓の開口部分を広げ、気持ちの良い広々とした、暖かく明るい空間を造る事で解決させた。
強い西陽の射すキッチンには食器棚を設け、半透明の開閉式扉で仕切り、心地良い雰囲気に。
インテリアの一部のようなオープンキッチンを設けたLDKのワンルームは、カフェテリアのような明るく、落ち着いたデザインによって、快適で新鮮な生活空間を生み出した。
また将来親子が自然に家へ集まれるようにとの希望で、ワンルームのリビングに階段を設け、上下階の繋がりを持たせている。
2階も連なった部屋をワンルーム化させ、明るい雰囲気に。
将来子供部屋になるように、簡単に仕切れるレールを埋め込んだ。
良きものを残し、フレッシュなリフォームを施した事で、周辺環境の調和と家族が明るく居心地よく過ごせる生活空間を持つ住まいとなった。
ワンルームのLDK
リフォーム後ワンルームとなったLDKはカフェテリアのような雰囲気。
南側ガーデンからの採光と風をふんだんに取り入れて、より明るい空間を持たせた。
インテリアの一部のようなオープンキッチンからリビングまで広く持たせたワンルームは、2階の子供部屋からの階段と繋ぐ事によって、家族がごく自然に集まれる部屋へと生まれ変わった。
伝統的な佇まいの外観
代々引き継がれた瓦屋根の和風外観はそのままに、玄関から西側半分のプライベートゾーンとなっている部分の内装をリフォームした。
窓の開口部分を広げて陽当たりを良好に取り入れている。
建築物の構造体は変えずに、周辺地域との繋がりを持たせつつ、快適な日常生活を過ごす家となった。
ウッドデザインの落ち着ける空間
居間部分の天井の窪みを利用してニッチを設け、ワンルームのリビングによりくつろげる落ち着いた空間を生み出した。
テレビボードも床や壁の色合いに合わせるようにデザイン。
階段下の収納に、オーディオ機器のコードを隠すようにした。
リビングからキッチンを臨む
リフォーム前に眩しい西陽が射していたキッチン部分には食器棚を設けた。
ワンルームのオープンキッチンの手前に、半透明の引き戸で開閉出来るように工夫を施した。
インテリア風のキッチン
カフェテリア風のオープンキッチン。
リフォーム前、西陽の強かった窓側に食器棚を配し、自然な半透明の素材扉で仕切る事で、開放的な空間と温もりのある照明器具が入るような快適さを生み出した。
北側の和室
1階の北側の和室は4畳半に。
高さのある窓を設けて、広さに十分な採光を取り入れた。
落ち着きのある隠れ家的雰囲気に生まれ変わった。
2階は子供部屋にも出来るワンルーム
リフォーム前に2つ連なっていた和室をワンルーム化。
窓の開口部を広げて十分な採光を取り入れた。
家族の寝室となっているこのスペースは、将来子供部屋として使えるように、レールを埋め込んで間仕切り出来るように工夫した。