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悪条件を克服する、軒の家
河口付近に位置する敷地は、地盤補強が必要な地域にある。
50年に1度程度浸水する可能性があり、安全性と機能性を備えた家をデザインする必要があった。
1階は玄関と浴室のみで最小限のRC造とし、メインフロアとなる2階には木造を採用。
1階の4倍の面積を持つ2階には、近隣地域の素材を利用し、少ない素材で軽く仕上げた。
天井高が抑えられたデザインながらも、桁と梁の間にガラスをはめ込み、視線の広がりが開放感をもたらしている。
家族3人が暮らす、コンパクトながら印象的な家が完成した。
東側外観
2階の持ち出し部分が張り出した個性的な外観。
リビング
シンプルで温かみがある2階内部。
左右の壁面には規則的に開口部を設け、その間を書斎スペースとして利用した。
夜のリビング
書斎コーナーの最上段にはライン照明を設置。
夜になると天井を照らし、優しい雰囲気を作り出す。
南側外観
1階に対して2階は4倍の面積を持っている。
正面の格子は外部収納。
夕景
開口部からの光で、2階が浮いているような不思議な雰囲気。