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都幾川縁りのハイブリッド・ハウス/Onさんの家
この家をガラス張りの見えすぎの家として捉えるか、日本の縁側が回った民家の延長としての近代和風と見るか・・・建築好きな方なら「ナルホド!」な住まいです。そしてなにより昼と夜、季節によって違いを見せる大景観を眺められる・・いえ身を置いての自然との一体生活は、プライスレスな終の棲家です。
都心から約50㎞、埼玉県北西部を流れる一級河川の都幾川(ときがわ)の渓流沿い、北岸に接した約220坪の敷地(原野、田畑を含む)に建つハイブリッド構造(鉄+木+ガラス)の家です。
還暦を挟んだ夫婦と犬2匹が都心より移り住み、終の棲家として生活の全てが円滑に行なえるよう、又、眼前を流れる都幾川の清流や、秩父山系に連なる山々を背景に、自然溢れる周囲環境の四季、移ろいをたっぷりと満喫できるよう、可能な限り既成概念に囚われる事無く開放的で、且つ、安全な空間を創り出しました。還暦を挟んだご夫婦と犬2匹が都心より移り住み、終の棲家として生活の全てが円滑に行なえるよう、可能な限り既成概念に囚われる事無く開放的で、且つ、安全な空間を創出する事を心掛けました。
都幾川縁りのハイブリッド・ハウス/Onさんの家
建物外壁に開閉機能を全く有しない為、2階床から外にはねだした床部分に通風、換気機能をもたせた水平ルーバー状の開閉機構を創出し、温度差による重力換気によって屋根トップサイドに設けられた強制換気装置から排気する…換気システムを装備しています。
通りから河原へ下りながらアプローチ
都機川に沿ってはしる県道から河原へと下りてゆく枝道。この家と最初に出会うアプローチとなります。一階が駐車スペース
一方は遮蔽された住まい。
通りから河原へと下り、高床式の住居スペースへとアプローチ階段を上ります。
玄関としてのスペース。
さて、いよいよ入室です。
玄関に段差を敢えて設けず、仕上げの違いでスペースを意識させることが選択されました。なかなか仕上げに悩んだところ。結論はAL製縞板貼りとなりました。
玄関スペース・閉鎖的な北側廊下
玄関を入ると、県道側の北廊下は非常に閉鎖的です。
収納棚や、簡易ベッドなど機能的な小さい住宅要素が集められた北面の内壁となっています。
また北廊下からも各部屋への入り口があります。画面の中央、先に見えているのはダイニングコーナーの長いテーブル。
北廊下からリビング・ダイニングへ入室
北廊下から見えていたダイニングテーブルは4m長のパーティー可能なサイズ。
北西端よりリビングスペースを通して南東方向の景色(河川敷周囲)を眺めています。蛍の舞う景色の清らかな景色を眺められることが、プライスレスな空間です。
リビング・ダイニングスペース・東(北)から
ダイニングスペースの北東の端からは、キッチンブース(正面)とその左側のガラス張の南廊下が見えます。
リビング・ダイニングスペース・東(南)から
ダイニングを回り込み、リビングスペースとなっている南東の端に来ました。北東からと同じように、画面左にガラス張の南廊下、キッチンブース&カウンター(正面)となっています。次は南廊下へと進みます。
全面ガラス張りの南廊下
リビングから南廊下、西方向に進みます。北廊下はプライバシーを守るように閉鎖的だったのに対して、南廊下は眺望を取り入れるガラス張り。そんなガラス張り東南西は全てカーテンが回り巡ります。
左下は床面通気蓋(開いている状態)です。そして右壁はキッチンブースへの入り口が見えます。北廊下と南廊下に各室が入口を持っています。
南廊下からキッチンブースへ入室
キッチンブース内西側よりSUS製流し台を通してリビングスペース方向を見ています。非常に多くの食品ストックができる食品庫があります。
西廊下から河原へのアプローチだった路を見下ろす。
西廊下の北より南を見ています。画面左は水回りのコーナーの入口。中央床には床面通気蓋(閉じている状態)です。
外観
河原からの外観(南西)
外観
河原からの外観(南西夜景)