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タイルのことをもっと知ろう! ~製法について~

タイルには様々な種類がありますが、どのタイルも主に「乾式製法」と「湿式製法」のどちらかで製造されています。

そして焼き方には酸化、還元の2種類の焼成方法があります。

製法の基本的なことを知れば、タイル選びの参考になります。

湿式製法でつくられた内装タイル 「雅趣」

湿式製法でつくられた内装タイル 「雅趣」

【湿式製法】
湿式製法のタイルは、焼き物特有の味わいや温かみのある表情が魅力です。

原料の含水率が高いので、焼成することで収縮やひずみが生じやすいのですが、それが焼き物ならではの個性や質感など、いわゆる焼き物の「味」を生み出します。

写真のタイルは、天然麻布の粗い布目を型取った内装壁タイルです。
純和風はもちろんナチュラルな洋風空間にも美しく映えます。

少ロットの生産も可能なので、このような個性的なタイルが多いのも特徴です。

湿式製法でつくられた内装タイル 「太鼓」

湿式製法でつくられた内装タイル 「太鼓」

立体的な形状が特徴のスクラッチタイル。
モジュールサイズで貼り合わせの面白さも楽しめます。

湿式製法でつくられた空洞レンガ 「欄間タイル」

湿式製法でつくられた空洞レンガ 「欄間タイル」

複雑な形状の有孔タイル。
パーテーション等、視線を遮ることも可能な90厚形状もございますので 様々なシーンでお使いいただけます。

それでは続いて乾式製法のタイルを見ていきましょう。

乾式製法でつくられたモザイクタイル 「宙」

乾式製法でつくられたモザイクタイル 「宙」

【乾式製法】
乾式製法で作られたタイルは、乾燥、焼成の時間が短いので、寸法精度が高く品質が安定しています。

金型に坏土をとり、プレスするため、均一ですっきりした風合いのタイルが多いのですが、近年では、湿式製法のタイルの味わいに近いタイルも生産可能になってきています。

写真のタイルは、直径65mmの丸型にプレス成型してつくられたタイルです。
色味をおさえた釉薬がキュートになり過ぎる丸形状を、シックで落ち着いた雰囲気に仕上げます。

このような均質なタイルが、低コストで大量生産が可能です。

乾式製法でつくられたモザイクタイル 「スロープ」

乾式製法でつくられたモザイクタイル 「スロープ」

映り込む光によって独特な奥行きを表現するモノトーンを基調としたシャープな印象のタイルです。

モザイクタイル レンガ貼り 20角

モザイクタイル レンガ貼り 20角

釉薬だまりに出来た貫入の繊細な質感をフレンチタイルを思わせるクリアーな発色の上釉の中に表現したモザイクタイル。

湿式製法タイルの裏面

湿式製法タイルの裏面

【湿式製法と乾式製法の見分け方】
湿式製法のタイルか、乾式製法のタイルかは、タイルの裏面を見ればある程度わかります。

湿式製法でつくられたタイルは、粘土を型にいれて押し出した後、決まった長さに切断するため、タイルの裏の溝がエッジ部分まであります。

乾式製法タイルの裏面

乾式製法タイルの裏面

乾式製法でつくられたタイルは、裏の溝が途中までになっています。

プレス成型するため、刻印などがついていることもあります。

湿式製法と乾式製法の工程

湿式製法と乾式製法の工程

湿式製法と乾式製法の大まかな工程を表したものです。

どちらの製法も大まかには、原料を成型して釉薬をかけた後、焼成するという流れになります。

▼原料
湿式製法は水分を含んだ粘土状の土で、乾式製法はパウダー状の土を原料とします。

▼成型
湿式製法はトコロテンのように押し出して成型し、乾式製法は高圧プレスで固めて成型します。

▼施釉
ガラス質の釉薬をタイルの表面に施します。
(無釉タイルの場合は、この工程はありません)

▼焼成
タイルを焼いて完成です。

この焼成には、次に紹介する「酸化焼成」と「還元焼成」があります。

還元焼成で焼かれた内装タイル 「ちぎりボーダー」

還元焼成で焼かれた内装タイル 「ちぎりボーダー」

【還元焼成】
炉内への酸素の供給を制限し焼成物から酸素を奪う焼成方法。
煙突への流れを少なくし、外気の取り込みを抑えるようにします。

炎のあたり具合などで微妙に変化し、焼き物らしい色幅(窯変)が生み出されます。


写真のタイルは、1本1本手作業で裂いたザックリとした質感を出し、
還元焼成によって生み出す、大胆な焼きムラを特徴にています。

酸化焼成で焼かれたモザイクタイル 「なごみ」

酸化焼成で焼かれたモザイクタイル 「なごみ」

【酸化焼成】
窯の通気をよくして、酸素を十分に供給する焼成方法。
炉内から煙突への流れを作り、スムーズに外気を取り込むようにします。

釉薬や素地に含まれる酸化金属と酸素が結合し、別の化合物に変化して発色し、比較的安定した色が得られます。


一見、乾式製法や酸化焼成の方が効率が良いように思えますが、時間や手間をかけても、それだけの価値のある趣深い仕上がりなるから、湿式製法や還元焼成という技法が今も確実に受け継がれています。

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ユーザー

株式会社エクシィズ
岐阜県 建材メーカー

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