- Like!
- 2
外に向かって思いっきりオープンにできるのは中庭のおかげ。
中庭を介して、それぞれの部屋の家族の気配がわかるのは、中庭のある家だからこそ味わえる面白さではないでしょうか。
中庭のある家・居間
この居間はいつもかたずいているフォーマルな部屋としての性格をもたせています。前庭を眺めながら静かに考えに耽る場として または、来客用のスペースとして使われています。そのため、敢えて中庭には面していませんが、南の前庭からの光は十分注がれています。
窓には、木製の縦型ブラインドを取付、陽の光を柔らかく調整します。
リフォームですが、新築時の時からの設計です。
明るく開放的に過ごせるのは中庭のおかげです。
南北の細長い短冊型の敷地に中庭を取って、北側の部屋にも明るく陽の当たる環境を作りました。この中庭は、単に眺めるだけの庭ではなく、洗濯物や布団を干したり、日曜大工をしたり、食事をしたり“生活の場”として “部屋の延長”として 活躍する庭を想定しています。
南側のトップサイドライトから陽が差込む食堂
食堂はコンパクトにまとめていますが、スペースに限りがある分、上への広がりを考えました。画像左が北で中庭と繋がっています。陽の光が上部の南側にあるトップサイドライトから差し込み、食堂全体に柔らかくまわってくれます。
ギャラリーのような廊下
小窓が連続する廊下です。小窓からチラチラと中庭に植わったショウジョウモミジの枝が見え隠れします。天井左側隅には、ピクチャーレールが仕込んであり、絵やイラストが飾れ、この空間をギャラリーのように使うことも想定しています。
大工さん造りの独立キッチン
キッチンは、システムキッチンを使わず、大工さんに造ってもらいました。いつものスタイルで、流しの下は、オープン、イスに腰掛けての作業も想定しています。IH、食器洗浄乾燥機、レンジフードは、メーカーから購入、天板は、ステンレス屋さんに加工してもらい、大工さんが木工事で製作したものです。