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jazzycube
土地代込みの予算総額3000万円、大阪中心部まで1時間圏内。
そんな枠組みでスタートしたプロジェクトは、依頼者ご夫妻の思い切りとセンスのよさで理想的な展開に。
ご相談から竣工まで8ヶ月、コストだけでなく、スケジュールもコンパクトに仕上がった快作です。
大きな窓から山の麓まで見渡すパノラマビューは、さながら別荘のおもむき。
都市生活者のリゾートライフを可能にした、依頼者の施主力が光る家。
jazzycube
IT業界で活躍する若いご夫婦のための住宅。山と田園に囲まれた立地を生かし、室内から風景を満喫できる大きな開口部を設けました。
開放感を最大化する吹き抜け、中庭へと連続するリビングのタイル、はるかな山をのぞむウッドデッキ。
外玄関を一歩入れば、そこはしっかりプライバシーを確保された居住空間。忙しい毎日を楽しめる都市生活者のための、JAZZYな空間。
玄関
広いポーチを抜けて扉を開けると、ライブハウスのボックス席のようなリビングが出迎えます。
正面の大開口から望む田園風景と山の眺望。木々の小枝をわたるか風の音が聞こえます。
都市生活者が憧れる自然と一体になる暮らしが、依頼者の思い切りで実現できました。
リビングからダイニング
この家の敷地は向こう側の土地より2m以上高くなっているので、眼下に広がる風景を室内から存分に楽しめます。
大きな窓から風と光が舞い込み、家の中にいながら自然のただなかにいるような解放感。
階段下には深夜電力を利用してた輻射熱で暖房効果をあげる、蓄熱暖房機を設置しました。断熱と暖房で冬も快適な暮らしを。
ダイニングからデッキ
昼も夜も、生活の中心になるダイニングスペース。
窓の外には田舎の田園風景が広がり、向こうの山までやわらかな緑が続きます。
ダイニングテーブルはお施主様がご自身でコーディネートされたウォールナットを使ったオーダーメイド家具。
大阪・天満橋にあるhunsabasaraさんの作品です。 質の高い家具が、家の魅力をいっそう高めます。
ダイニングからリビング
キッチン~ダイニングのスペースはまるごと天井まで吹き抜け、2階の寝室とも吹き抜けでつながります。
リビングから中庭はイタリアから来たタイルを張っていますが、室内側には床下暖房がセットされています。
これは基礎コンクリートに電線を埋め込み、深夜電力を使って蓄熱層を形成。温かい床で室内は冬も春のよう。
吹き抜けを望む主寝室
吹き抜けを臨む、開放感に満ちた2階。 上下しか部屋がなさそうに見えますが、実はこの壁の向こう側に一部屋、その真下にも書斎があります。
リビングやこの寝室のように大きな空間と光を楽しむ部分と、書斎や居室のように外部に対して閉じることで落ち着きを得るスペース。
両方を備えることで家としての空間使いが楽しめるようになります。
リビングの夕景
日が傾くと、JAZZYな雰囲気がぐっと高まります。
ライブハウスの終演後のけだるさ、みたいな雰囲気が出せればとデザインしましたが、いかがでしょうか。
あたたかい季節にはこうして窓を開け放して、室内の灯りも落として、ゆったり名演奏に耳をかたむけたいものです。
テラスからリビング方向
少し陽暮れの時間帯。中庭側の窓を開放して、室内を見渡します。
中庭から室内、奥、外部のデッキコート、そして山の風景。すべての空間を一人占めできそうな広がりが、この家の最大の魅力。
室内とつながる屋外の、屋外から続く室内の、心地よさ。
気候のいい時期には、自然の懐に身をゆだねる住まい方です。
デッキからダイニング
デッキコート側から見たダイニングスペースの夜景です。
家の裏手から見ると室内がキラキラ輝いて見えて、夜景はことのほか美しいとか。 裏手には山裾まで田圃や畑が広がるので、夜は真っ暗。
そこにぽっかり浮かぶこの光景が、そこに人が住む暖かさを醸し出します。
更新日時 2014年06月11日