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幻想的な半屋外アプローチのある家
公園近くの緑豊かなエリアで、南側が道路に面した約535㎡の敷地に建つ2階建て。
前を通ると、造園家によって中低木を植栽した中庭が道行く人の目を楽しませる。
ガレージ奥の中庭は、全面道路よりも高い敷地形状を活かし約1,1mの段差を設けたことで、道路からの視線を遮り、ガレージの門型に切り取られた緑が目に飛び込んでくる。
道路に面した南側アトリエ・ガレージと、中庭を介して敷地奥北側住居をつなぐ幅1,6m、長さ約18mの一直線の半屋外アプローチが続く。
アプローチとエントランスをあえて閉じた空間とし、外壁と同じ黒い焼きスギを両側に設けた。
光を絞り、昼は正面開口部の光に向って進み、夜はスポットライトやオブジェを照らす間接照明に導かれる。
開放感を感じる表情豊かな中庭の緑、そして黒い焼きスギの外壁とのコントラストがとても美しい。
ダイニング
ガレージと中庭によって全面道路からの視線を遮り、緑豊かなくつろぎのダイニングとなる。
エントランス
半屋外アプローチからエントランス扉を介してみる。
全面道路から住居まで段差約1,1mの高低を活かし、緩やかな階段を上がりエントランスにいたる。
正面エントランスは扉は両サイド共ガラス張りにした。
そしてアプローチの400角スレートの床材と黒い焼きスギ板の壁を連続し、一体感を持たせた。
エントランス正面は両サイドにスリットFIX窓を設置。
中央に間接照明と一体のオブジェを配置する。
パウダールーム
ふとした時に視線をはずすと、緑が目にとびこむ。
バスルーム
鮮やかな緑が落ち着きを感じさせるバスルーム。
階段
階段は空間に溶け込むように。
外観
黒い焼きスギ板貼りで存在感のある外観となった。