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緑とアンティークな家具に囲まれた”山荘”のような家
海外生活から帰国し、公園を挟んだ隣の敷地に土地を購入した家主。
緑に囲まれ、大きな庭がありまるで山荘のような家は、れっきとした都内に建つ家だ。
敷地は、広い家を建てるには建ぺい率や容積率が難しい。
そこで生まれたのが、わずか84平方メートルの総面積の家だった。
廊下や壁、扉を最低限に減らし、階段室とホールを巧みに分け、驚異的な広がりのある居住空間を造り出した。
公園に面した南側2階部分に、デッキを兼ねたLDKを配置。
白い人工大理石のキッチンは、長さ約4メートルのカウンターがデッキに突き出た造りだ。
前面に庭を配し、公園の遊歩道からの視線をコントロール。
建物は広さを確保したことによって、家主が海外で収集した趣のある様々な家具もすっきりと収まった。
寝室や収納部分も細かく配慮し、建物内に行き止まりを無くすことでゆとりを確保。
精神的圧迫感のない工夫がなされている。
新しい家ながら、長年暮らしているかのような住まい。
小さいながらも圧迫感のない、くつろぎのある山小屋のような住まいが誕生した。
ダイニングキッチン
窓からテラスに突き出したカウンターを備えたキッチンは人工大理石を用いた。
ダイニングからテラス、テラスからキッチンへと動線に配慮がなされている。
公園の緑と共に食事が出来そうなダイニングとなっている。
リビング
まるで長く住んでいるかと思わせるようなリビング。
家具は家主が海外生活で少しずつ揃えたアンティークなものを一同に会している。
リビングに合わせた開口部は家主の希望で、格子がはめこまれている。
リビングからダイニングキッチンを臨む
公園の緑が隣り合わせになる南側2階部分にLDKを配した。
リビングは床を上げて広がる空間を持たせている。
ほのかに暗い中浮かび上がる白いキッチンは、優雅さを演出する。
デッキに張り出したキッチン
人工大理石のキッチンは、ラジエントヒーターとガスコンロを併用。
キッチンの電化製品は使う時だけ引き出せるように配置し、手入れもスムーズになっている。
アンティークな家具が並ぶ中、くっきりと浮かび上がる白いキッチンは白い清潔感を漂わせる。
T邸
公園と一体化したように見せるガーデン。
北側の駐車場を抜けて南側の玄関にたどり着くまでに、楽しめるかのような演出がなされている。
ガーデンテラス
キッチンからリビングまで続くテラス。
人工大理石のキッチンから突き出たカウンターでは休日のランチも楽しめる。
公園でピクニックをするかのような雰囲気をかもし出している。
外観
南側が公園に面した建物の外観。
2階部分にLDKを配したことで、公園の通行人との視線をコントロールさせた。