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実家をリノベして、思い出を住み継ぐ。
お客様をもてなされることが多く、そのため広々としたリビングダイニングを希望されていた30代のご夫婦。
当初は新築の注文住宅を検討されていました。
土地探しが難航して困っていたところ、2世帯住宅のご実家が世代交代で1世帯が空きとなったため、譲り受けてフルリノベーションすることを決意されました。
奥様が幼少時に育った慣れ親しんだ実家に、新しい家族を伴って戻ることにしたご夫婦。
リノベーションによって、親子4代が住む賑やかな2世帯住宅となりました。
1階のホールからリビングを見る。
リビングダイニングの入り口に設けたアーチ型の開口が優雅な印象をあたえ、
正面のお庭まで見通せる開放的な空間となっています。
アパレル業界にお勤めの奥様はインテリアが大好きで、
ショールームなどに足を運び素材にもこだわった心地のよう空間を実現されました。
ダイニングからキッチンを見る。
奥様のこだわりが随所に表現され、キッチンの窓からも庭が良く見えます。
キッチン奥の扉はパントリーで、左のガラス扉は水まわりスペースや階段へつながり、最短の家事動線にしました。
石材を貼った壁はリビングとダイニング全体のアクセントになり、洗練された印象を与えます。
手前のモザイクタイル貼りのカウンターは可動式の収納兼間仕切りとなります。
収納と間仕切りを兼ねたカウンター
モザイクタイル貼りのカウンターを引き出すと、収納ができる棚が現れ、キッチンとダイニングの間仕切りとなります。
キッチンの窓から庭を見る。
お子さんが庭で遊ぶのが見えます。
奥さんも小さい頃に遊んだ思い出の庭です。
大きな桜の木もあります。
スパをイメージした浴室。
壁には石材を使い、天上にはチーク材を採用してラグジュアリー感を演出しました。
コーナーの一部に採用したガラスブロックからは光を取り込めます。
洗面コーナー、トイレ、アメニティスペースをひとつの空間にし、天井のチーク材など同じ素材を使うことで一体感と広がりをもたせました。
ゆったりした洗面コーナー。
洗面台のシンクはダブルにして広々と使え、間接照明で優雅な雰囲気にしました。
浴室、洗面、アメニティスペースと余分な壁を設けない、ゆったりしたリラクゼーションの空間になりました。
浴室横のアメニティスペース。
浴室とガラスで間仕切りしてアメニティスペースも設けました。
ヨガなどもゆったりでき、リフレッシュする空間です。
キッチンから水まわりへの裏動線。
廊下のコーナーをアールにして優しい雰囲気にしました。
手前のアーチの開口はドッグスペースで、その奥は階段です。
階段
階段室は間接照明で夜間でも眩しくないように。
2階の子供部屋。
子供室はポップながらも落ち着いたカラーリングにしました。
2階の趣味のスペース。
将来は、子供室にする予定ですが、今は“男の隠れ家”的なご主人の趣味スペース。
リノベーション前は、浴室で窓が小さかったため、天窓を付けて明るくしました。
壁には可動式のルーバー棚を設置しました。