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中庭が持つ開放性と抜け、風、光、そしてゆとり
外玄関をくぐり、内玄関へ続く真っ直ぐなアプローチ。その横には白い玉砂利を敷き詰めた中庭が設けられている。中庭は家の中の全ての部屋へと続き、光と風と気配を感じさせてくれる。和室に設けた小さな縁側に座って、星を眺めるのも良し。室内の階段に腰掛け、外を感じながら本を読むのも悪くない。ほんの小さな仕掛けをすることで、廊下や玄関や階段が、ただの通路ではなく大切な「私だけのお気に入りの場」となる。小さな家にこそ必要な仕掛け。
南足柄の家 ルーフバルコニー
寝室に面して設けられたルーフバルコニー。
中庭を見下ろせる場所で、デッキチェアーに腰掛けてコーヒーを飲むことも出来る。
南足柄の家 中庭
外玄関から真っ直ぐ伸びるアプローチの脇には、静けさを感じさせる白い中庭。
中庭に植えられた「かくれみのの樹」は、家人だけが愛でることの出来る癒し。
南足柄の家 玄関
足元を照らす明かりに、視線は低く抑えられる。
白く塗られた壁と天井が足元の黒と対比され、家の静寂を印象付けていく。
南足柄の家 階段
中庭に面した階段。太い二本の力桁が階段を印象的に見せている。
階段の向こう側に少しだけ見えるのは、中庭に植えられた「かくれみのの樹」。
南足柄の家 洗面所とトイレ
物が溢れてしまいがちな洗面所だからこそ、意識を持って簡潔に仕舞うことを心掛ける。
その為には収納場所の確保と見せ方が大切だ。
南足柄の家 外玄関
道行く人が眺めることの出来る建物の顔と、住み手だけが知る内なる家の顔。
その中間領域は木製の格子で緩やかに仕切られた外玄関となる。