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中庭が開放感を与える、ホテルライクな上質空間
世界中のラグジュアリーホテルを巡るのが趣味だという建て主ご夫婦。
これまで渡り歩いたホテルの中でも特に印象的だったというのが、ドイツにあるリゾートホテル。
木や石といった天然素材を使った、ヴィラのようなイメージを基本とした。
また、建て主のもう一つの要望は、プライバシーを守りつつも開放的にゆったりと暮せる家。
そこで、160坪と余裕のある敷地の中央に中庭を配し、庭を取り囲んだ”ロの字型”の平屋とした。
どの居室も窓を開け放てば庭と一体化し、贅沢な開放を感を味わうことができる。
最も日当たりの良い位置に配したLDKは、大人のための上質な空間。
梁を表した天井に、ブラックウォルナットや砂岩貼りの床、建具や収納にはチーク材を使用し、素材感のある落ち着いた雰囲気に。
自然素材をふんだんに使用した空間を、プロのコーディネーターが手掛けたモダンなインテリアが彩っている。
ラグジュアリーな空間に穏やかな時間が流れる、安らぎの住まいが完成した。
リビング
全面開口の大きな窓で、中庭とひとつになる開放的なリビング。
モダンすぎない、リゾートヴィラのような空間をイメージした。
リビング
梁を表した天井と壁は、骨材を混ぜた塗装で風合いある仕上げに。
ブラックウォルナットの床の一部は砂岩貼り。
自然素材をふんだんに使ったリビングには上質な家具がコーディネートされており、洗練された大人の空間となっている。
ハイバックソファはイタリア・メリディアーニ社の「FOSTER SOFT」、パープルのラウンジチェアはイタリア・ピエロリッソーニ社の「CHAUFFEUSE」。
ダイニング
オブジェのようなアーティスティックなペンダントライトが空間のアクセントに。
ダイニング
8人掛けのダイニングテーブルはGERVASONIの特注品。
無垢板の天板に、装飾加工した石の脚を組み合わせた。
キッチン
キッチンの天板は、機能性を考え人工石に。
扉板には、建具や収納と同じチーク材を使用し、統一感を持たせた。
ガーデン
各居室に贅沢な開放感をもたらしているセンターコート。
サルスベリや南天の木が四季を感じさせてくれる。
屋根は中庭に向けて内勾配になっており、周囲の建物を視界から消すとともに、空からの光を存分に取り込むことができる。
ガーデン
芦野石を貼ったテラス。
中庭の四方に軒に巡らせ、その足元は大谷石貼りに。
ガーデン
中庭に設けたミニキッチン。
テラスで食事をするときや、パーティーを開く際に利用する。
洗面所
ホテルのようなパウダールーム。
チーク材のカウンターの上には天然石の洗面ボウルが。
ミラーや照明も特注品。
バスルーム
浴室の奥(写真手前)にはシャワーベンチを設けた。
外観
シンプルな外観。
板壁と左官の外壁の間が玄関へのアプローチとなっている。
アプローチ
玄関へと続くアプローチ。
エントランスポーチ
アプローチの先には、前庭が。
上から自然光が差し込む。
玄関
前庭とひと続きになる玄関。
玄関はLDKに直結している。