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創作と生活を両立した心地良いアトリエハウス
巾5m、奥行20mの細長い敷地に建つ、箱型のシンプルな家。
銅版画家である奥様のアトリエを兼ねた住まいを計画した。
課題となったのは、創作の場であるアトリエと住空間との距離感。
建て主は、住居からアトリエに通勤するような感覚で移動できるスタイルを望んだ。
最もパブリックな場となるアトリエは1階に配置。
道路と同じレベルにアトリエを配することで、機材や作品の搬入、搬出もスムーズに行える。
天井は3mと高くとり、安定した光を取り入れられるようにした。
プライベート空間であるLDKは2階に配した。
玄関ポーチから伸びる長い階段でアクセスする。
LDKはスキップフロアになっており、ダイニングとテラスの間にできた‟谷”の部分にリビングがある。
テラスやトップライトが空を切り取り、住宅密集地に居ながら光に満ちた空間を実現した。
創作の場と生活の場がほどよい距離感で共存した、心地良いアトリエハウスとなった。
南側外観
シンプルで無駄のない箱型の家。
敷地は巾5m奥行20mと細長く、周囲には隣家が密集している。
住宅ポーチ
住宅ポーチからアトリエを見る。
1階アトリエ
銅版画家である奥様の創作の場となるアトリエ。
天候に左右されず安定して光を採り入れられるよう、天井高を3mとった。
階段
ポーチから伸びる階段を上って2階LDKへ。
1階のアトリエの天井が高いため階段も長くなっており、アトリエと居住スペースを分けるような役割になっている。
2階リビング
2階LDKはスキップフロアの伸びやかな空間。
リビングから床レベルの上がったところにダイニングを配置した。
リビングからダイニングを見る
トップライトから光が差し込み、密集地にありながらも明るい。
ダイニング
リビングの一段上にあるダイニングキッチン。
キッチン
白で統一した清潔感あるキッチン。
南側の横長窓と平行に、オープン棚やカウンターを設けた。
ダイニング
ダイニングからリビングの方を見る。
テラスから、たっぷりと光が入る。
床下収納
ダイニングとリビングのレベル差を生かして床下収納を設けた。
ダイニングからリビングを見る
リビングの階段を上って、テラスへ。
リビングから寝室へ
リビングの脇にある階段を下りて、寝室へアクセス。
書斎
リビングから寝室までの踊り場に、書斎や浴室、洗面、トイレを配置。
バスルーム
浴室、洗面、トイレはワンルームにすっきりとまとめた。
寝室
リビングからの階段を下りた先に、最もプライベートな場である寝室がある。