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建築条件付きでも諦めない、建築家との家
デザイン検討と並行して進めていた土地探しの中で、建て主が気に入った土地は建築条件付き。
工務店には難色を示されながらも、オリジナルの家づくりにこだわりのあった建て主は、
打ち合わせを重ね、設計・監理者をたてることを工務店に納得してもらい、工事を引き受けて
もらうことに。地鎮祭をするころには信頼関係もでき、スムーズにやりとりできた。
よくある部屋ごとに仕切られた閉塞的空間はやめ、各スペースのつながりを重視。
吹き抜けやらせん階段を通して、光や風とともに家族の気配を感じることができる。
部屋の仕切りは引き戸や障子なので、間取りはフレキシブルに使用できるようにデザインした。
家づくりの打ち合わせは大変だったが、その分思い入れのある住まいができた。
外観
遊歩道に面した立地を生かしたデザイン。
外との緩衝帯として、玄関の内側には土間を配した。
玄関
開口部が広く、明るく開放的なスペース。
入ってすぐが広々としたLDKになっている。
リビング
引き込み式の障子を閉めれば、玄関外の視線を気にすることなくくつろげる。
階段
踏み板はツガ。
幼いお子さんに配慮し、ポリカーボネートのガードを付けた。
書斎コーナー
階段の吹き抜け脇に設けた書斎コーナー。
天井が高く、雨の日には物干しスペースとして活用できる。
吹き抜け
バルコニーからの光と風が、吹き抜けを通してリビングにも届く。
子ども部屋の中から
向き合った2部屋の間には、キッチンにつながるもう一つの吹き抜けが。
家族の気配をゆるやかに感じられるようにした。
寝室
奥が寝室。
隣家の視線が気にならないように、高い位置にスリット窓を使用。
天井の高くなった部分にハイサイドライトを設けて、光をたっぷり入れるようにした。