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ヴィンテージ家具が彩る吹き抜けのオープンな家
線路沿いの住宅街に建つ家。
壁柱と窓ガラスが交互に配置された外観が目を惹く。
建て主の希望は「家族の気配を感じるオープンな家」。
線路沿いで、外に対して開くのは難しい立地のため、吹き抜けによって外にいるかのよう開放感ある空間をつくった。
南北に細長い敷地の1階部分には、LDKと和室を配した。
南側には天井高約6.7mの開放的な吹き抜けのリビングを配置。
抜けのあるダイナミックなリビングに対し、キッチンや北側の和室は天井高を約2.5mに抑え、落ち着いた印象に。
2階の寝室やワークペースは、吹き抜けによって1階と緩やかに繋がっており、どこにいても互いの気配を感じることができる。
杉の木の壁柱に墨入モルタルの床、素材の力強さを感じる空間に調和するのは、建て主が長い年月をかけて集めてきたという北欧ヴィンテージ家具。
ハンス・J・ウェグナーやボーエ・モーエンセンの名作家具が素材感ある空間にマッチし、さらに味わいを深める。
北欧家具も家も、共に時を重ねてその魅力を増す、経年変化を楽しむ住まいが完成した。
西側外観
道路側の外観。
内部の柱と同じ杉の木の壁柱とガラスがL字型に並び、シャープな印象。
住宅ポーチ
壁柱が構造の役割を担っており、梁を無くした。
線路側外観
屋根には東から西にかけ勾配をつけた。
線路側は閉じて、視線や騒音をカット。
リビング
天井高約6.7mの開放的なリビング。
杉の壁柱が天井までダイナミックに貫き、抜け感を演出する。
リビング
北欧ヴィンテージ家具の数々が空間を彩る。
建て主は木製の家具を多く持っていたため、それらが映えるように床は黒のモルタルに。
ダイニング・キッチン
1階LDKは家具によって緩やかに仕切られたワンルームの空間。
2階はロフトのようになっており、1階と繋がっている。
家のどこにいても互いの気配を感じることができる。
キッチン
吹き抜けのリビング・ダイニングに対し、北側のキッチンは天井を低めにし、落ち着いた空間に。
家具のようなキッチンカウンターが空間に馴染む。