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感性を刺激する、森の中のアトリエハウス
自然豊かな別荘地、カラ松の林の中に建つ家。
建て主ご夫婦はファッションデザイナー。
以前はパリで仕事をしていたが、新たな創作と子育ての場として、自然に恵まれた土地を選んだ。
2階建ての建物は、倉庫のような大空間。
庭に面したテラスを介して玄関を入ると、大きな吹き抜けのある開放的な空間が広がる。
飾りっ気のない空間を彩るのは、ご夫婦がデザインしたテキスタイルやアート。
窓が切り取る木々の緑もインテリアの一部となっている。
「Art Virve」フランス語で「アートな暮らし」を流儀としているという建て主。
シンプルな空間だから、住み手のアイディアや生活スタイルの変化に応じてインテリアを自由に変えられる。
木々の緑や鳥のさえずり、冬の雪景色など、自然の営みを間近に感じられる暮らしはデザイナーであるご夫婦に刺激を与え続けることだろう。
1階LDK
吹き抜けの大空間が広がる。
1階にはアトリエとLDK、水回りを配置。
倉庫のような飾りっ気のない空間を、ご夫婦がデザインしたファブリックなどが彩る。
ダイニングキッチン
正面の横長窓から林の景色を楽しめるダイニング・キッチン
キッチン
パリ在住時に使い慣れている、コンロとオーブンがになった「ロジェール」のガスレンジを使いたいと希望。
IKEAのキッチンキャビネットと組み合わせ、予算もデザインも調整。
リビング階段
オブジェのような薪ストーブが据えられたリビング。
階段を上って、寝室や多目的スペースのある2階へ。
2階フリースぺース
2階の居室は吹き抜けを囲むように配置。
フリースペースの窓の外にはカラ松林が広がる。
フリースペースからの眺め
恵まれた眺望を生かすため、大型断熱サッシを特注。
木漏れ日が優しく差し込み、葉が落ちる冬場には日差しに包まれる。
風が吹いて枝葉が動くことで木漏れ日も動いたり、光が折り重なったり、この家に居ると光の気配を感じられるのだそう。
パウダールーム
メッセージや船の絵をペイントした1階パウダールーム。
黒のタイルが空間を引き締める。
バスルーム
ご夫婦お気に入りのバスルーム。
個性的なイタリア製のタイルを購入し、一枚一枚自分たちで貼った。
外観
建て主ご夫婦が好きなフランスの建築家「ル・ゴルビジェ」のモダン建築を思わせる外観。
森の緑に映える、白い家。
大階段を上り、テラスを通って玄関へ。