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小さなカフェのある小さな家
昔ながらの商店街のなか、13.8坪の敷地に建つ家。
1人息子が県外の大学に進学する予定のため、ご夫婦ふたりで暮らすことを想定し、夫婦で楽しみながら暮らせる住まいをつくった。
小さな家だが、1階にはご夫婦の夢であったカフェスペースを設けた。
お子様が家を離れるタイミングで営業をスタートさせる。
街並みに馴染む昭和レトロなカフェは、小さいけれど魅力的な空間。
近所の人が気軽に集まることができる、憩いの場にしたいと建て主は話す。
生活の中心はLDKと寝室のある2階。
床の高さや天井の高さに変化をつけ、変化に富んだ眺めを愉しむことができる。
リビングとダイニングはスキップフロアで緩やかに連続。
吹き抜けでペントハウスとつながり、ハイサイドライトから差し込む光で満たされている。
別のことをしていても互いの気配を感じられる「つかず離れず」の空間で、ご夫婦は心地良い距離感を保ちながら過ごす。
小さいながらも、ご夫婦の楽しみとこだわりがつまった住まいが完成した。
外観
通りから見た外観は、窓を抑えた静かな印象。
左手の玄関はカフェに、右手の玄関は居住スペースへと続く。
カフェ玄関
ガラス張りになったカフェのエントランス。
カフェスペース
昭和レトロをイメージしたカフェ。
ソファには固めのクッションを採用し、年配の人も立ったり座ったりしやすいように。
2階LDK
スキップフロアで繋がるLDK。
リビングは天井高5mの開放的な空間。
ハイサイドライトと、バルコニーに面した窓から光が入る。
ご主人が選んだ薪ストーブには、鍋ややかんが置けるスペースがある。
ダイニングからリビングを見る
リビング奥が寝室。
1階から続く螺旋階段を上って、屋上バルコニーへ。
螺旋階段
暖色系で統一したカフェに対して、螺旋階段の裏側をグリーンやブルーといった寒色系で塗装。
空間のアクセントとなっている。
1階バスルーム
シンプルで清々しいバスルーム。
白いタイル張りに白のバスタブを置き、浴室と洗面はガラスで間仕切り。