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建坪14坪の敷地に広がる伸びやかな空間
住宅街の行き止まりに建つ家。
建ぺい率40%と厳しい条件で、建坪はわずか14坪。
プライバシーを守りつつも開放的な住まいを目指した。
限られた敷地を最大限に生かすため、長方形の建物の南北を斜めにカットし六角形の平面に。
生じた三角形の余白には駐車場と、建ぺい率に算入されないテラスを2つ設けた。
2つのテラスは1階リビングに連続させ、テラスへと視線が抜ける開放的な空間を実現。
南北の壁を斜めにカットしたことで対角線上に視線が広がり、面積以上の奥行きを感じられる住まいとなった。
太陽の下で遊ぶ子どもたち、コーヒーを飲みながら寛ぐご主人、そんな家族の姿を眺めながらキッチンに立つ奥様、そんなシーンを思い描いてきたという建て主。
14坪というコンパクトな建物の中で、理想の暮らしが実現された。
外観
敷地面積34.45坪、建ぺい率40%という厳しい条件で、建坪は14坪ほどになる。
敷地を最大限生かすため、南北の壁を斜めにカットするプランを採用。
余白の部分に建ぺい率に影響しないテラスを設け、リビングに連続させることで、広がりのある空間をつくった。
キッチンからリビングダイニングを見る
1階LDKはワンルームの空間。
大きな窓でテラスと連続し、内と外との一体感ある開放的な空間。
視線が外へと抜け、広々と感じる。
リビングダイニングから階段を見る
2階子供室へと続く階段はキッチンを囲むように配置。
開口が広く勾配も緩やかなので、子供室の一部分のような感覚で子どもたちの遊び場になっている。
キッチン
シンプルな空間に、鮮やかなグリーンのキッチンが映える。
キッチンで家事をしながら、リビングダイニングの様子もテラスで遊ぶ子どもたちの様子も見渡すことができる。
フリースペース
キッチンに面したフリースペース。
カウンターは、パソコンやミシンをするのに活躍している。
左手の壁にはグレーのタイルを貼り、陰影を演出した。
テラス
リビングとひと続きになったテラスは、リビングダイニングの一部のよう。
建ぺい率に算入されないテラスを効果的に生活の場に組み込むことで、開放的で伸びやかな空間をつくり出した。
階段室
大きな窓から光が差し込む階段室。
広々とした階段に腰かけて読書をしたりお絵描きをしたり、子どもたちの居場所になっている。
2階子供室
ロフトがある2階子供室は斜め梁のダイナミックな空間。