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立体的な光溢れる空間を持つ、のびのびとした住まい
埼玉郊外、私鉄沿線沿いの閑静な住宅街。夫婦と子供二人の4人家族の専用住宅である。
二台分の駐車スペース、明るく家族の気配が感じられるワンルーム的空間、屋上スペースの確保が施主の意向としてこの住まいは計画された。
本来、外部空間である屋上を生活空間に取り入れた3階建ての住まいは、最上階のキッチンの上にテラスを積み重ね、天井が高いリビングとダイニングと一体化している。リビングから屋上へとのぼる階段と、開放的なテラス空間を連続させた。2階には3階部よりやや天井高の低い寝室を配し、1階の玄関からは建物の中央に階段が設置されている。その階段に接するように洗面、トイレなどの水回りを配し、回避出来る動線を確保している。
決して広くはない少住宅でありながら、行き止まりがなく、光や空に開放されたようなのびのびとした、奥行きのある空間を持つ住まいが誕生した。
3階リビング
腰壁上部に1685mmの水平連続窓が設けられたリビング。
3階の高さは3750mm。
独特の縦横比で住宅地の風景を切り取っている。
リビングから見る
北西のダイニング・キッチンとテラスを見る。
テラスの開口は、高さ1450mm。
北側外観
駐車場スペースと玄関を見る。
玄関は2階より1200mmセットバックされている。
階段
建物中央に位置する階段。
半透明な建具で仕切る事により、寝室に狭さを感じさせない仕組みとした。
階段
階段によって上下階の生活の気配をつなげている
外観
3階建ての外観。
外壁はガルバリウム鋼板仕上げ。