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二本筒の家
敷地は見晴らしの良い造成地に有ります。当初より、その眺望を活かす事が住まい手の 強い要望でした。二本筒の家は背の高い筒と低い筒で構成されています。何れも眺望を望む方向へ開いた形としています。一つ目の筒では、玄関から2層吹き抜けた廊下の空間の向こうに、縦長のスリット状の景色を伺うことが出来ます。二つ目の筒へはこの廊下を通って至ります。そこには、縦横、斜めに広がる筒状の空間があり、南の大開口から眺望が広がります。
リビングから南の眺望へ
LDKは横に長い筒状の空間です。筒の端の片方は南に広がる眺望へ開いています。
北側の外観
道側からは内部の様子を伺うことが出来ません。
玄関と階段
玄関に入ると、スケルトンの階段を通して2階と繋がります。
ダイニングとキッチン
LDKの筒状の空間の、もう一つの端は、コンクリート打ち放しの塀に守られた中庭に面しています。
デッキからリビングを見たところ
リビングに連続するデッキがあり、空間が広がります。
階段の2階から
左の壁は焼き杉板としています。筒状の空間を強調するよう、仕上に変化をつけています。
リビング夜景
右の壁に雨戸をしまう戸袋があります。ここから雨戸を引き出し、空間を閉じる事も出来ます。