2部屋並んでいた洋室をひと続きのリビング・ダイニングにリフォーム。
壁は漆喰、床には無垢材を使用。
LDへの入り口や収納の扉は、北欧家具の質感に合わせてチーク材で作り替えた。
リビングドアは建て主が選んだステンドグラスをはめ込んだ、こだわりの扉。

「長年好きで集めてきたものも、この家で使い始めたことでより物の良さを引き立ててくれていると感じる」とご主人は語る。
自然素材の持つ良さを存分に生かした、シンプルで落ち着いた空間となっている。

リノベーション以前から建て主が集めてきた北欧家具や照明が良く映えるシンプルで上質なリビング。
ルイスポールセンの照明「スノーボール」が空間の美しさを引き立てている。
1人掛けソファ、ソファベッドともにハンス・J・ウェグナーのもの。

楽器の演奏やコーラス、レコード鑑賞など、家族揃って音楽好きな建て主。
ダイニングの壁一面にオープン棚を設え、コレクションしているCDやレコードを見せながら収納している。
リビング・ダイニングのインテリアの主役と言えるほどの存在感がある。

ウォールナットのスピーカーはご主人が独身時代から愛用しているもの。
良いものを永く使いたいという建て主の一貫したこだわりが感じられる。

自然素材を使ったダイニングに、長年愛用しているというダイニングセットがよく馴染んでいる。

ルイスポールセンのペンダントライト「PH5」が空間のアクセントに。

スピーカーの奥行きに合わせてデスクを造作。
テレビの置場とワークスペースを兼ねている。

手元を隠しながらも、開放的なキッチン。
壁の一部に濃紺のタイルを貼り、背面に収納棚を造作するなど手を加え、空間によく合う温かみのあるキッチンに生まれ変わった。

シンプルな空間に北欧家具が表情を与える。

北欧ヴィンテージ家具の魅力が生きる、上質な住まいとなった。