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経年変化の味わいを楽しむシンプル・ラフな家
坂道の上に、ヨーロッパの避暑地にある別荘のような外観の一軒家が表れる。
新築でありながら、ずっと前からそこにあったかのような佇まいだ。
キッチンは、天板にコンクリートを使用し、前壁にレンガを貼ったオリジナル。
ラフな雰囲気に仕上げたダイニング、リビングからは、手入れされたガーデンが見える。
建具など細部もこだわって選び、味のある空間となった。
永く使い込むことで、より味わいを増す空間を作りたいというのが、建て主の希望。
こだわりのダイニングやリビングでお茶をしたりおしゃべりしたり、家族で楽しい時を重ねている。
ダイニング
ダイニングの壁はポーターズペイントでラフに仕上げ、味のある雰囲気に。
「TRUCK」のテーブルや北欧の椅子などがマッチしている。
高い天井からは奥様がセレクトした「ザ・グローブ」のシャンデリアが。
ダイニング2
大きな窓からは庭が見える。
このダイニングをとても気に入っているご主人は「四季を感じることができる気持ちの良い空間になった」と話す。
ダイニング&キッチン
パン作りやお菓子つくりが得意な奥様。
ダイニングに並べられたケーキもインテリアの一部のようだ。
キッチン
こだわりのオーダーキッチン。
奥様の希望で、キッチンとカウンターの天板はコンクリートに、
前壁にはアンティーク調のレンガを貼った。
ダイニングからリビングを見る
ダイニングから数段上がったところにリビングがある。
視界を遮る間仕切りは設けていない。
リビング
コンクリート打ちっぱなしの壁に、無垢の木のぬくもりをプラスした空間。
北欧ヴィンテージの家具や雑貨がセンス良く配置されている。
リビング2
「ソファーでうたた寝しているときや、家族で集まっているときに以前よりも強く幸福感を感じるようになった」と語るご主人。
家族にとって安らぎの場所となっている。
ベットルーム
壁一面のブルーがポイントカラーとなっている寝室。
高い位置に壁を設け、プライバシーを確保。
玄関
ガラスを木枠で囲ったドアを開けると、玄関から家の中までコンクリートの床がフラットに続く。
高い天井から吊るされたペンダントライトがアクセントに。
ガーデン
ダイニングやリビングの窓から望むことができるガーデン。
ガーデニングにはさほど興味がなかったご夫婦だが、「木々が成長する姿が見えると、手をかけたくなってくる」と、新しい趣味になっている様子。
外観
急斜地に建つ家。
土止めや水漏れには細心の注意を払って建築した。
コンクリート打ちっぱなしの外壁に、木製のサッシや木の庇(ひさし)などが優しいアクセントとなっている。