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バリ島のヴィラをイメージ、くつろぎの家
単身赴任生活が長いご主人が望んだのは、週末を家族と思い切りくつろげるリゾートのような住まい。
家族で行ったバリ島のヴィラをヒントに、プライベートかつ開放感のある家に仕上げた。
溢れるリゾート感のポイントは、外の景色をできるだけ取り込み、内部はシンプルかつミニマムに抑えること。
三面ガラス貼りの広々としたバスルームや、パティオと2階ホール兼書斎が織り成す空間など、リラックスするための様々な工夫をほどこした。
もとはご主人の実家が建っていた敷地には、既存の庭石が再利用され面影を残している。
幼少期を過ごした家が、安らぎと潤いのある賃貸併用住宅として生まれ変わった。
エントランス
1階の床は和室以外黒いタイル貼りで連続している。
バリアフリーの床は、夏はひんやりと冬は床暖房で心地よい。
ダイニングからキッチンを眺める
キッチンカウンター後方の開口部から、後庭のバスルーム側デッキに出られる。
白い引き戸はバスルームの入り口で、左手のブラウンの箱の内部は和室になっている。
和室
壁と天井に手すき和紙を使用し、暖かみのある白い空間。
バスルーム
三面をガラスで囲み、広々と明るいリラックス空間になった。
昼は明るいサンルームのよう、日が暮れるとライトアップされた庭の光が幻想的。
ダイニング
南側の全面開口と上部の吹き抜けで開放感にあふれている。
カーテンウォールで外からの視線を遮りながら、昼の光や夜の月を楽しめる。
前庭
ダイニングから連続したタイルデッキから、水盤、前庭へと繋がっている。
リビング
ダイニングと繋がっていながらも開口部を低く設定し、落ち着けるスペースを演出した。
吹き抜け
蹴上がない階段部分が白い壁に影を落とす様子も楽しめる。
書斎
階段を上ったところが2階ホール兼書斎という、ユニークな間取り。
シアタールームとして、前面のパティオとひとつながりに利用することも。
パティオ
テラスの前面にはあえて壁を設け、視線は空へ抜けるようにデザインした。
白い壁面はシアタールームのスクリーンとしても利用できる。
視線を気にせずワインを飲みながらリラックスできるプライベートな空間。
外観
ファサードには窓を設けずに、白い箱のようなデザインにした。
右側が玄関へのアプローチ、左側は賃貸部分の玄関になっている。
賃貸部分
賃貸と住宅それぞれのプライベートを確保し、快適に暮らせるよう配慮されている。