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投稿記事
大きな鉄骨造戸建て住宅のリノベーション。2階部分を全改修して、1階親世帯・2階子世帯の分離型2世帯住宅に変更する計画です。40帖の大きなLDKを生活の中心として、窓際に数珠つなぎに居室や水廻りを並べ、採光の取れない中央部には大きなパントリーとファミリークローゼットを配置、回遊性の高い間取りとしました。ファミリークローゼットの周りは間接照明でライティングした回廊として設え、冗長になりがちな大きな空間にメリハリを効かせています。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府 建築家
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四隅で繋げられる近景と遠景の佇まいの家
丘陵地を切り崩した、富士を望む傾斜の住宅地。 敷地周辺は、僅かながら外部との接点を保ちながら伸びる家々が続き、比較的ゆとりをもって建てられている。 その周辺環境を考慮した結果、外側の輪郭と内側の輪郭を傾斜方向に繋ぐ外形となった。諸々の室が傾斜に沿ったレベルのそれぞれの表情を持ち、それらは内部レベルの床をずらすことで2層と平屋を組み合わせたことにより生まれている。 内部は4つの窪みを持ち、外部とも適度な距離感を保った短形の箱が寄り添った形となっている。 外側の開口は抑え、周辺に近接した「近景」を造り、反対に内部の開口は多く設け、「遠景」と関わりを持たせて中庭を介して空や山並みを望める仕組み。 この「近景」と「遠景」の意識は時間の経過と共にある動線の変化であり、またこの土地特有の傾斜を持つ特性が、建築の構成が現れた佇まいの住まいとなった。
川辺直哉建築設計事務所 東京都 建築家