カテゴリで絞る
部屋で絞る
キーワードで絞る
ユーザーで絞る
都道府県で絞る
投稿記事
大きな鉄骨造戸建て住宅のリノベーション。2階部分を全改修して、1階親世帯・2階子世帯の分離型2世帯住宅に変更する計画です。40帖の大きなLDKを生活の中心として、窓際に数珠つなぎに居室や水廻りを並べ、採光の取れない中央部には大きなパントリーとファミリークローゼットを配置、回遊性の高い間取りとしました。ファミリークローゼットの周りは間接照明でライティングした回廊として設え、冗長になりがちな大きな空間にメリハリを効かせています。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府 建築家
- 中古住宅
- タグをクリア
廊下でつながる和モダンの家
築45年の中古住宅をリノベーション。 物件探しからおよそ3ヶ月というスピードでプランの決定に至った。 住宅街に溶け込む外観や、南に面した窓が多いことが購入の決め手であったが、室内の暗さを懸念していた施主夫妻。元々の間取りを生かしながら、全体を貫き通す廊下によって最適解を見出した。 2つ並んだ和室を寝室と子ども部屋にあて、廊下に面した壁を極力排除。フロア中央にパネルヒーターを配置することで、各部屋に暖かい空気を届けることを可能にすると同時に、冬でも暖かい日光が入るように設計した。 また白を基調とした壁や建具に黄色やブルーグレーなどの差し色を使うことで、明るさとデザイン性を両立させている。 廊下スペースを延長させることで一体感を、壁の張り出し具合により奥行きを演出。2カ所に設けたクランクによって、室内を移動しているという感覚を与えつつ、庭を通じて四季の移り変わりを感じられるように配慮した。 外観や屋根は補修するにとどめて、古家の落ち着きある雰囲気と味わいを残しながら耐震・断熱などの基本的な構造補強は追加している。施主がこだわったインテリアとの調和により、モダンでハイセンスな住空間が生まれた。
株式会社東海林健建築設計事務所 新潟県 建築家