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遊びと仕事、暮らしを繋げた、職住一体の住まい
海と山に囲まれた自然豊かな場所。 高台の小道を抜けた気持ちの良い場所に建つ、築50年の木造平屋をリノベーション。 アートディレクターのご主人とフードディレクターの奥様は、夫婦で食とアート、デザインを中心としたユニットとして活動しており、そのアトリエ兼自宅へと生まれ変わった。 住まいは外と大いにつながる開放的な空間。 外溝に面する大きな窓を開け放てば、内と外の境界が曖昧に。 外溝からそのまま続く土間にダイニングを配し、土間から一段上がったところをリビングとした。 リビングダイニングと、奥様の仕事場にもなるキッチンはラーチ合板の構造材で仕切った。 キッチンの隣にはワークスペースを設け、住空間と仕事場は緩やかに分けられている。 この家のテーマは「くらす」。 家族が学校のクラスメートのように過ごすという意味の「クラス」、上質という意味の「class」、そして「暮らす」。 ‟食う寝るところ”に遊びと仕事をプラスした、建て主らしい暮らしを形にした。
渡辺泰敏建築設計事務所 東京都 建築家