サンテン
細部にこだわったヴィンテージの家
築18年、13階建ての12階部分に位置する中古マンションの1室をリノベーション。
インテリア好きな施主夫妻のための住まいを計画。
ビンテージ家具や古民具など、夫妻こだわりのインテリアと調和する部屋を目指した。
壁や天井はコンクリートの現しを基本とし、設置する家具の色合いや部屋の明るさによって塗装を調整。
配管は敢えてむき出しにすることでインダストリアルな雰囲気を出した。
南北にバルコニーがある風抜けの良さを生かし、LDKは縦に長く配置。
両サイドから通風と採光が得られ、高層階ならではの景色を見渡すことができる。
リビングとダイニングの間にオープンキッチンを置くことで、開放感がありながら区分けされた空間としている。
夫妻の一番のこだわりは、リビングと洗面室を繋ぐ格子窓。
木枠の窓越しにリビングから見える洗面室をつくるのが夢だったという。
生活導線上にオープンに配置することで、見た目だけでなく機能的な間取りとなった。
ガラスで仕切っているため空間を広く見せる効果も。
コンクリートやステンレスの無機質感。
そこに有機的な木の温かみを組み合わせて、インテリアが自然と馴染む空間が生まれる。
古さの中にも新しさを感じられる住まいが完成した。
エイトデザイン株式会社 愛知県
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砂丘の名残りと終の棲家
もとは砂丘であった丘の中腹に建つ終の棲家です。周囲には取り残されたかの様な森があり、ここに最小限の家を建てました。敷地のほぼ中央に配置された建物を周囲には、将来の開発に備えて樹木を出来るだけたくさん植え、時間をかけて新たな景観を造ることを目的としました。
終の棲家に相応しく最小限の規模とシンプルな構成から生まれた、エントランスの大階段と立体的な図書館のような空間が特徴です。2階は西と東に開放した大きな窓が、朝日と夕日を感動的に迎え入れます。
acaa 神奈川県
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