H2O設計室 一級建築士事務所
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H2O _mori
埼玉県
建築家
電話:080-4295-2983
●あなたの住みたい家の為に・・・
家というものは、嬉しい時、悲しい時も、また寂しい時も…住まい手の人生にいつも寄り添っています。心の通い合う会話を重ねて、人間味のあるひとつの住まいをご一緒に作っていきたいと考えています。どんなデザインになるのか、私も楽しみにして仕事をさせて戴いてます。
●住んで頂きたい住まい・・・
環境に優しい家、住まい手に優しい家とはどの様なものでしょう?
人類の家づくりの歴史は、現代のような設備機械の無い時代が長く、基本的な性能を高めることの工夫の歴史でした。我が国では屋根の深さ、断熱材と耐火の役割を持った左官壁、季節に応じて使い分ける建具の多様性に至る歴史に他なりません。左官壁は今や断熱材に置き換えられる様になりましたが、建築は最も信頼のおける基本性能の寿命の分だけ、環境に適応してきました。そうとは言え、設備に頼らないわけにも行きません。それなら私達は先ず、古来の建築の建て方に学び、まず基本性能を充実させる事を考えましょう。半端な建築では設備機器に負担をかけ、設置費用の分を取り戻すかそれ以前に、それらの省エネ設備の寿命は尽き、次の世代に資産価値として残すにも残念な結果を招いてしまいます。それにも関わらず、環境に優しいという建築は、設備機器だけが関心事となっているようでは本末転倒です。設備機器の設置は後でも可能ですし、これからも値は下がりますが、建築工事は後になるほど高くつきます。敷地の余裕が許す限り、屋根をしっかりかけ、断熱性能をしっかりあげ、機械に頼らない、エネルギー消費に頼らない住宅を作りましょう。
これからの建築は燃費も考えて住んで欲しいと思います。そして、いつまでも価値のある住まいで健康に生活してもらえる家を提案したいと思います。
『簡単にお話しだけでもしてみたい』そのような時でもお気軽に声をかけてください。なにごともスタートする前は準備運動から・・・です!
これからの時代の一歩先の性能と、それを支えるデザインをコンセプトにして仕事をしてまいりました。お会いする時を楽しみにしています。よろしくお願いします。
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森 大樹
https://www.facebook.com/daiju.mori.0612
生成りのビルトインガレージハウス
・月刊EDGE 「エッジな空間」('10.03)
・別冊 新しい住まいの設計「MY HOME100選30代からの“楽しい家づくり”大作戦!」('08.03)
・ 新しい住まいの設計「車と暮らす家」('06.01)
・GarageLife vol.22('05.01)
第1種低層住居専用地域内にある閑静な住宅街の敷地約42.5坪に建ち、夫婦とまだ小さいお子様2人という家族のためのインナーガレージハウスです。
外部はガルバリウム鋼板角波によるモダンなテイストと、ホワイトクリーム色のモルタル金鏝塗りと切妻屋根による和のテイストを組み合わせました。内部はご主人の愛車を納め室内からも眺める事ができるインナーガレ-ジと、長年コレクションしてきたミニチュアカーを室内導入部の玄関脇に飾るためにガラス戸の棚を設置しました。(ちなみに北面ファサードの丸窓2つのアイデアは愛車の特徴から引用しています。)
開口部を極力抑えた内包的な空間という施主の要望に対し、内部はコストコントロールのために梁や構造用合板を現わしにしていますが、質実で素直な表情となっています。少ない窓で通風を確保しつつ、トップライトのポリカーボネート複層板から降り注ぐ大量の光が、室内全体にやわらかい生成りの生活空間を演出しています。
2階は室とブリッジの間に嵌め殺しガラスの欄間を設け、引き戸を閉めても気配や光を家族で共有することができます。
「小石川植物園と向き合う家/Niさんの家」
東京23区のまん中、丸の内線茗荷谷駅近く、60㎡の敷地で住宅が建て込み、三方隣家に囲まれていて北側に道路があります。しかしさほど広くないその道路を挟んで小石川植物園と向き合っているので、緑の恩恵に浴することができます。
南側には高さ約10mの住宅が迫っており、その上からいかに太陽光を取り込むかが課題でした。これに対しては、南面に大きなハイサイドライトを設け、ロフト階と2階に光が降り注ぎます。また、北側壁面には植物園の緑を満喫できるよう大開口部を設け強度補強のためにスチールのブレースを入れました。
かなりのローコストを要求されていましたので、基本的に壁面素材は構造用合板とし外断熱材としてスタイロフォームを使うという計画でした。しかし、もともとエコロジカルな発想の建て主さんの要望で断熱材をプラスチック系ではないものにできないか、というリクエストが出てきました。そこで、断熱材はコストアップではありますが、エコな材料であるセルロースファイバーの内断熱としました。
そして暖房は1階床下と2階バルコニー側に、電気ヒートポンプの温水パネルを設置しました。また、間口4.5mの中に、最大限大きな空間のリビングダイニングを作るため、両側の外壁面のみに柱を立てる構造としました。内装壁材を構造用合板の真壁とすることで構造の柱がリズミカルに顔を出すインテリアが生まれました。