山本卓郎建築設計事務所
- 住所:
- 東京都 新宿区西早稲田2-17-34-28
- 会社URL:
- http://takuroyama.jp/
- ブログ:
- http://takuroyama.jp/blog/blog.htm
山本 卓郎
東京都
建築家
電話:03-3207-4570
山本卓郎略歴
1973年 滋賀県生まれ
1996年 京都大学工学部機械学科卒業
1996~97年 日本電気株式会社
2001年 早稲田大学理工学部建築学科卒業
2003年 同大学院卒業
2003~05年 アトリエ・ワン勤務
2005年 山本卓郎建築設計事務所設立
2010〜14年 芝浦工業大学非常勤講師
2013年~ 早稲田大学非常勤講師
2001年 SxLコンペ「ガガーリンの家」村上徹賞
2009年 「H-ORANGE」で第10回「TILE DESIGN CONTEST」優秀賞
2010年 「F-WHITE」で「DESIGN FOR ASIA 2010」 銅賞
2011年 「H-ORANGE」で「SMOKER'S STYLE COMPETITION 2010」佳作
2012年 「World Trip」で「TIFF AWARD 2012」入選
2013年 「白い洞窟の家」で「LIXILデザインコンテスト2013」審査員特別賞
2014年 「白い洞窟の家」で「翔んでる建築」佳作
「白い洞窟の家」で「第2回リネアタラーラ オーダーキッチングランプリ」入賞
「白い洞窟の家」で「DESIGN FOR ASIA 2014」 銅賞
「白い洞窟の家」で「THE INTERNATIONAL ARCHITECTURE AWARDS」入選
斜めに配した中庭が、内と外、そして家族を繋ぐ
住宅地に建つ、シンプルモダンな平屋のコートハウス。
建物を正面から見ると至ってシンプルな白い箱のようだが、上空から住まいを見下ろすと、普通のコートハウスとは違うのがわかる。
「一体感のある平屋で、手入れの必要のない庭を」というのが建て主の希望。
さらに、これまでマンションや2階建ての戸建に住んできた建て主の暮らしを聞いていくうちに、仕切りのないオープンな空間を求めていることが分かった。
そこで、中庭によって内部空間が分断されないよう、庭を建物の中心部分に斜めに配置。
長方形の建物に対し、22度ひねって中庭を配した。
そうすることで、内部空間には部屋と部屋を繋ぐ「廊下」という場所がなくなった。
全ての空間は居室となり、住まい全体が家族のための居場所になる。
玄関を入ると、LDK、子供室、書斎、寝室へと、中庭のコーナーを曲がるごとにプライベート感が強くなる。
全ての居室は中庭と繋がり、中庭の窓をフルオープンすると内と外とが一体化。
ウッドデッキの中庭は部屋と部屋を繋ぐ通路にも、第二のリビングにもなる多目的な場所となっている。
家族を繋ぎ、外と繋がる、オープンな住まいが完成した。
- 中庭
- シンプル
- モダン
- 平屋
- コートハウス
- バーチ材
日常を忘れさせる、彫刻のようなミニマルハウス
昔ながらの瓦屋根の家が立ち並ぶ住宅地に建つ、地上2階建ての家。
真っ白な外壁によって閉ざされた内部空間もまた白一色。
外の喧騒を忘れさせるような、異世界が広がる。
建て主の希望は「ミニマル」「白い空間」「周囲と隔絶」をキーワードとした住まい。
周囲との隔たりを生んで内部空間を充実させるため、敷地面積およそ500㎡に対して建築面積をあえて130㎡に抑え、外壁は敷地の外側でなく内寄りに建てた。
壁を立てて建物を構成するというより、白い大きな塊を彫るようなイメージを目指した。
1階にはLDKと和室、2階には個室とバスルームを配置。
1階、2階ともに、水盤になるテラス設けた。
水盤が建物や空を鏡のように映し出し、幻想的な光景が広がる。
高い壁で守られた内部と水盤のテラスから目に入るのは、白い壁と青い空だけ。
非日常を演出する、真っ白な洞窟のような住まいが完成した。
- 中庭
- テラス
- シンプル
- モダン
- リビング
- 窓
- 水盤
- ミニマル
- 外壁
家族と、外と繋がる「斜め」の家
南側は道路に、北側は線路に挟まれた敷地。
敷地の西側には建主のご両親が住む家が建っている。
両親との同居も考えたが、それぞれのライフスタイルを尊重するため敷地内同居という選択に。
物理的には離れていても、繋がりを感じられる住まいを目指した。
そこで、両家で共有できる空間として庭を設けることに。
両親の家の南側にはすでに庭がある。
それと同じように、新しい家も南側をあけるようにして建て、両親の家の南側にある庭を新しい家のリビング前まで連続させた。
フラットな庭をただ連続させるのではなく、高低差をつけてスロープにすることで共用スペースである庭とプライベートスペースであるリビング前の庭に程よい距離感が生まれた。
共用の庭から2階テラスへと続くスロープを一段ずつ上がるごとに気分が高揚する、ドラマティックな空間となった。
建物の平面は平行四辺形になっている。
平行四辺形の中央に中廊下を渡しその両翼に居室を配したことで、用途に応じた大小様々なサイズの居室や収納スペースをつくることができた。
様々な方向に開いた窓が外の景色や空を切り取る。
表情豊かで開放的な内部空間となっている。
スロープに平行四辺形「斜め」の形で隣家と、外部と心地良く繋がる住まいが完成した。
- テラス
- 庭
- シンプル
- モダン
- 漆喰
- スロープ
- RC造
- スタイリッシュ
森の空気に抱かれる家
都内に建つ、RC造の家。
約30坪の敷地の北側には隣家の畑を介して鬱蒼とした森があり、都心とは思えないほど雄大な景色が広がる。
建て主は、その緑豊かな景観を生かしたLDKや、眺めの良い浴室などを希望。
景色をただ窓越しに眺めるだけではなく、森の空気に包まれるような広がりのある住まいを目指した。
森の借景を存分に取り入れるため、主空間であるLDKは2階に配置。
3階の全てを浴室とし、開放的で眺望の良いバスルームをつくった。
森に対して開けた2階、3階に対し、寝室と屋内ガレージのある1階は閉鎖的にして防犯性を高めた。
2階平面の約3分の1を屋外テラスに。
テラスによって内部空間を3方向から囲むことで、森に取り囲まれるような空間を造りだした。
その上の3階全体を贅沢に使った広いバスルームにもテラスとピクチャーウィンドウを設け、森の緑を掴む。
恵まれた環境を最大限に活かした、緑溢れる住まいが完成した。
- 吹き抜け
- テラス
- シンプル
- モダン
- コンクリート打ちっぱなし
- 3階建て
- バスルーム
- 屋内ガレージ