佐藤重徳建築設計事務所
- 住所:
- 東京都 府中市府中町1-30-2-101
- ブログ:
- http://sigenori.exblog.jp/
- FAX:
- 042-366-2523
佐藤 重徳
東京都
建築家
電話:042-366-2523
1960年 東京生まれ
1983年 東京電機大学工学部建築学科
1991年 レミングハウス(建築家 中村好文主宰)
1997年 佐藤重徳建築設計事務所開設
2つの庭で街と繋がる、“ひだまり”の家
四方を隣家に囲まれた旗竿状の敷地に建つ家。
さらに南側にはアパートの開放廊下があり、プライバシーの確保が必要となる。
建て主の希望は「ひだまりに包まれるような居心地の良い家」。
プライバシーを守りつつもいかに光と風を住まいに取り入れるかが課題となった。
そこで、敷地の南側に細長い庭をつくり、その庭を囲むようにL字型に建物を配置。
南の庭は住まいに光や風、緑といった自然をもたらすとともに、隣家との距離を保つ緩衝スペースとなっている。
主空間であるLDKは2階に配置。
斜めの天井に導かれるように南光が差し込み、冬でも昼間は暖房いらず。
建て主の要望通り、光に満ちた居心地の良いリビングが実現した。
さらに、北側の路地部分にももう一つの庭を配し、2階のサービスバルコニーから見下ろせるように。
南側にのみ開いて北側に背を向けるのではなく、南北両面に開くことで街と、社会と繋がる住宅にした。
1階に設けた奥様のためのピアノルームでは、将来音楽教室を開くことも計画しているのだそう。
「ゆくゆくは、近所の人が集まるような場所に育てていきたい」と話す奥様。
旗竿地にありながら、街と繋がり光で満たされた、ひだまりのような住まいが完成した。
- 庭
- シンプル
- モダン
- ウッドデッキ
- バルコニー
- ウッドテラス
- 2階リビング
- 旗竿状敷地
街並になじむ緑と風の心地よい大空間を持つ家
家主の希望は、周囲の自然環境と一体化した、それでいて生活の閉じこまらないような家だった。
南北を道路に挟まれた敷地に建つのは、まるでトンネルでくぐり抜けたかのような風と光が行き来する住まい。
家族が集うLDKは2階に配し、3階と繋がれる高さ約4.7メートルの吹き抜けにブリッジと階段を配した大空間。南側の大きな開口部から、風と光が一体化したような雰囲気だ。
1階には妻の主宰するピアノ教室、そして夫妻の寝室。北側の玄関から南側の勝手口までまっすぐ伸びる通路を抜ける空間も心地よい。
南側の開口部の手前には、2本のシマトネリコを植えた生け垣を配し、外からの視界をコントロール。
植栽と空の眺めを楽しめるバルコニーは大地と一体化したかのようだ。
2階北側に台所や浴室などの水回りをまとめ動線を確保。
3階には将来仕切る事の出来る子供室を配した。
RC造り3階建ての壁はコンクリート打ちっぱなし。レッドパインの床が木の温もりを感じさせる。
床暖房を備え、サッシも掃除がしやすい低さに確保。大空間を快適に保つ設計がなされている。
まさに自然と一体化しながら住人の活力を得られるような住まいを実現させた。
- 吹き抜け
- リビング
- 外観
- バルコニー
- RC造
- ピアノ室
- レッドパイン